「アナスタシア」はオランダの育種会社であるデリフロール社によって開発されたキクの一種です。
花びらがあまりカールせずに開くので、正面から見ると花火に似た印象を受けることもあるでしょう。
またこのように花びらが放射状に広がるキクは「スパイダー・マム(スパイダー咲き)」に分類されます。
花色には白、ピンク、オレンジ、黄色、グリーン、紫などがありますが、市場ではグリーンや黄色のものが多く、白はあまり多くありません。
とはいえ珍しい花色というわけではなく、入手困難だったり、価格が高かったりということはないでしょう。
「白いアナスタシア」の花言葉
「アナスタシア」の主な花言葉は「高貴」「高潔」「真実」です。
またキクにも「高貴」「高尚」「高潔」という花言葉があります。
これらの花言葉はその気品ある花の姿からきているものです。
また「アナスタシア」には「目覚め」「復活」という花言葉もあります。
これらは「アナスタシア」の名が、「キリストの復活」を意味する言葉からきていることから付けられたものです。
加えて「白いアナスタシア」の花言葉は「真実」となっています。
よって「白いアナスタシア」は、例えば高潔さや嘘偽りのないことが重要視される場所、例えば法律事務所や病院、学校などにはぴったりでしょう。
真実を追い求めるジャーナリストや研究者などといった職業の方にもおすすめです。
またキリストの復活に関係する花言葉を持っていることから、キリスト教会に飾るのも良いでしょう。
「白いアナスタシア」の豆知識
市場において「アナスタシア」はよくマムの一種であるとされます。
マムとはキクの学名であるChrysanthemum(クリサンセマム)の略で、日本では海外で改良されたキク、洋菊のことをそう呼んでいるようです。
また鉢植えのマムはポットマムと呼ばれることもあります。
例えば市場でポットマム・アナスタシアと呼ばれているものがあったなら、それは鉢植えの「アナスタシア」です。
なお「アナスタシア」はプリザーブドフラワーとしても人気があるほか、「アナスタシア」の造花や「アナスタシア」をモチーフにしたアクセサリーなども売られています。
まとめ
「アナスタシア」はキクの一種です。
花火のような雰囲気の花が特徴で、花のカラーバリエーションには白、ピンク、オレンジ、黄色、グリーン、紫などがあります。
また「白いアナスタシア」は「真実」という花言葉を持っているため、法律事務所や病院、ジャーナリストや研究者などにはぴったりでしょう。