「疑惑」という言葉は、一般的にはネガティブなものだとされています。
特に相手の愛情を疑うことは恋愛関係や婚姻関係の破局にさえ繋がりかねません。
しかし残念ながら人間は完璧ではなく、完全無欠な恋愛や愛情というものもまたどこにも存在しないもの。
よって相手が浮気をしているなどといったシーンではこういった花言葉が必要になることもあるでしょう。
「疑惑」の花言葉を持つ花
「疑惑」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「ラベンダー」
ラベンダーはシソ科ラベンダー属の花です。
古くから有用なハーブとして利用されてきたほか、その紫色の花は香りが良いことで知られています。
それゆえ現代でも精油、アロマ、ハーブティー、化粧品、石鹸、食品の香り付け、代替療法など様々な形で使われており、日本においても知名度のあるハーブのひとつであることは間違いありません。
花言葉は「疑惑」「あなたを待っています」「沈黙」「期待」「優美」「幸せが来る」「不信感」など。
花言葉にはポジティブなものもあればネガティブなものもあるので、ギフトにするならメッセージカードを添えるなどして誤解を生まないようにすると良いでしょう。
「ハナズオウ」
ハナズオウはマメ科ハナズオウ属の木です。
スオウバナと呼ばれることもあります。
イエス・キリストを裏切ったイスカリオテのユダがこの木で首を吊ったとされていることから「ユダの木」として知られており、それが「疑惑」「裏切り」「不信仰」といったネガティブな花言葉に反映されています。
一方で東洋では春の訪れを告げる縁起の良い花とされていることから「喜び」「目覚め」「高貴」「豊かな生涯」などポジティブな花言葉もあり、悪いイメージしかない花というわけではありません。
「アンズ」
アンズはバラ科サクラ属の木です。
アプリコットと呼ばれることもあります。
黄色〜オレンジ色で甘酸っぱい果実は生で食べられるだけでなく、ジャム、シロップ漬け、アンズ酒、干しアンズ、アンズ飴、ゼリー、アイスクリームなど様々な形で利用されています。
花言葉は「疑い」「疑惑」「慎み深さ」「臆病な愛」「乙女のはにかみ」など。
一般的にはネガティブなイメージがないアンズに「疑惑」のような花言葉が付いているのは、旧約聖書に登場するリンゴが実はアンズだったのではないかという「疑惑」があるためだとされています。
「疑惑」と似た花言葉を持つ花
例えば「疑い」という花言葉を持つカンナやルリタマアザミはほとんど同じように使えるでしょう。
場合によっては「裏切り」という花言葉を持つダリアやエリカ、ゲッケイジュなども似たように使えます。
まとめ
「疑惑」という花言葉を持つ花はラベンダー、ハナズオウ、アンズなどです。
また「疑い」という花言葉を持つカンナやルリタマアザミも同じように使えるでしょう。
もちろん「疑惑」や「疑い」はネガティブな花言葉なので使う時には注意が必要です。