「物語」という花言葉の花は、読書や執筆に趣味のある人への贈り物に向きます。
電子書籍の販売サイトのデザインにも良いでしょう。
「物語」というのは縦断的なカテゴリで、小説に限らず、漫画などの映像作品や、音楽、ゲームなどの総合芸術にも含まれます。
相手の好む「物語」と雰囲気や意味の合う花が選べれば、より良い贈り物になるでしょう。
「物語」の花言葉を持つ花
「物語」という花言葉を持つ花は、ありません。
「物語」と似た意味の花言葉を持つ花
「物語」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ノイバラ(野茨)」
バラ科バラ属の野生品種です。
「ノバラ(野薔薇)」とも呼ばれます。
花弁5枚の素朴な白い花を咲かせます。
その可憐さとトゲの個性から、人間の文化にしばしば表れ、ドイツの詩人「ゲーテ」の書いた詩「野ばら」は特に有名でしょう。
日本の『万葉集』にも古名の「うまら」で詠まれた和歌が収録されています。
これらから「詩」という花言葉が付きます。
「物語」の最古のものは「ギルガメシュ叙事詩」ですから、「詩」は「物語」を伝える伝統的手法の1つと言えるでしょう。
他の花言葉は「孤独」「才能」「無意識な美」「素朴な愛」「厳しさ」「痛手からの回復」「優しい心」と多彩で、相手が好む「物語」のタイプに合わせ、選んで伝えられるでしょう。
「アカンサス」
キツネノマゴ科ハアザミ属の総称です。
花は筒状で、直立した茎に均等に並び、花穂を形成します。
花色は白、赤です。
葉に特徴がある事から、古代ギリシャの建築意匠に利用されており、「コリント式」の柱頭にもその姿が見られます。
ここから付いたのが「芸術」という花言葉です。
芸術に含まれるものは、文芸も美術も音楽も総合芸術も、しばしば「物語性」を持ちます。
他の花言葉は「技巧」「美術」「友情」「離れない結び目」「不死」で、クリエイター側の人へ贈るのに向きます。
「ネムノキ(合歓木)」
マメ科ネムノキ属の落葉樹です。
花は淡い紅色で複数集まっており、ピンと張った長い雄しべは、噴火するマグマか、キーボード掃除用ブラシの大きい方のようです。
この神の造形の妙を表す姿から、「創造力」という花言葉が付きます。
「物語」はゼロから生まれる事はありません。
きっかけになる現実の出来事があります。
ですが、事件をそのまま記載したものは「記録」の域を出ません。
これを「物語」に練り上げるには、「創造力」が不可欠です。
「物語」と非常に近い花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「夢想」「歓喜」「安らぎ」です。
他に「物語」と近い花言葉を持つ花としては、「歴史」の「カヤツリグサ(蚊帳吊草)」、「世間の噂」の「ツルコベア(蔓コベア)」、「夢想家」の「オリエンタルポピー」、「妄想」の「カンナ」などがあります。
まとめ
「物語」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花は「ノイバラ」「アカンサス」「ネムノキ」「カヤツリグサ」「ツルコベア」「オリエンタルポピー」「カンナ」などがあります。
相手の「物語」に対するスタンスや、好みなどに合わせれば、より良い贈り物になるでしょう。