「牡丹」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「牡丹」の花言葉とは? 花言葉

「牡丹」はボタン科ボタン属の落葉小低木です。

古くより日本人にとってなじみ深い花のひとつで、「富貴花」「百花王」「花神」「天香国色」「名取草」などの別名があります。

現在でも観賞用として盛んに栽培されており、身近な所でもその姿を見ることができるでしょう。

また現在では多数の品種が開発されており、花の色や形、開花期などは品種によって異なります。

しかし大きく「春牡丹」「寒牡丹」「冬牡丹」の3種に分けることが可能です。

「春牡丹」は最も一般的なタイプで、4~5月に花を咲かせます。

一方「冬牡丹」「春牡丹」を改良したもので、その名の通り冬(1~2月)の間に花を付けるのが特徴です。

「寒牡丹」は春と秋に花を付けますが、春のつぼみは摘み、秋(10~1月)に開花させるのが一般的。

また花のカラーバリエーションは赤、ピンク、マゼンタ、紫、オレンジ、黄色、白など豊富です。

おまけに花の形にも一重咲き、八重咲き、千重咲きなどの複数の種類があり、多様な姿の花を楽しむことができます。

「牡丹」の花言葉

「牡丹」の花言葉は「王者の風格」「高貴」「富貴」「恥じらい」「思いやり」などです。

「王者の風格」「高貴」「富貴」は、その花が「百花の王」と呼ばれるほどの気品と風格を兼ね備えていることから来ています。

「恥じらい」は花の姿にアジア人の奥ゆかしさが見出されたことから、「思いやり」は薬として用いられていることから来ているものです。

「牡丹」は贈り物としてとてもメジャーな花で、「牡丹」を模した和菓子などもギフトとして人気があります。

縁起の良い花である「瑞花(ずいか)」や不老長寿の象徴としても扱われることがあり、様々なシーンで活躍してくれることでしょう。

ただし花(首)が落ちるというイメージもあるため、入院中や療養中の方に贈るのは避けるのが無難です。

「牡丹」の豆知識

美女の例えとして「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われたり、取り合わせが良いものの例えとして「獅子に牡丹」と言われたりするなど「牡丹」の花は日本語にも深く根付いています。

日本において「牡丹」が文字として初めて記録に残ったのは「枕草子」であるとされていますが、栽培自体は8世紀にはすでに行われていたようです。

当初は観賞用ではなく薬用にされていたようで、主に女性向けの薬となっていました。

今でも根の皮の部分が「牡丹皮(ぼたんぴ)」という生薬として用いられており、その効果は消炎、解熱、止血、鎮痛、浄血、月経痛や子宮内膜炎の改善などです。

また大黄牡丹皮湯、六味地黄丸、八味丸、杞菊地黄丸などといった漢方薬にも配合されています。

まとめ

「牡丹」はボタン科の落葉小低木です。

百花の王として昔から親しまれてきた気品ある花で、今でも盛んに栽培されています。

品種も多く、開花期や花の形などは品種によってまちまちです。

花の色や形のバリエーションは多いので、多様な姿の花を楽しむことができるでしょう。

花言葉は「王者の風格」「高貴」「富貴」「恥じらい」「思いやり」など。

この他にも不老長寿の象徴などとして扱われることもあります。

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