ぷっくりして可愛い「熊童子(クマドウジ)」は、ベンケイソウ科コチレドン属の多肉植物です。
南アフリカ原産で、日本でも観葉植物として流通しています。
うぶ毛の生えた肉厚の葉の端が尖り、ぬいぐるみの小熊の前肢のように見える事から、この名が付いています。
花期は秋で、伸びた花茎の先に、釣り鐘型で先が5つに分かれたオレンジ色の花がつき、横向きに咲きます。
今回は、「熊童子(クマドウジ)」の花言葉について解説します。
「熊童子(クマドウジ)」の花言葉
「枯れない愛」「無邪気」「将来有望」といいます。
いずれも良い意味で、親しい人への贈り物に向きます。
一方、社交辞令の挨拶などの場面には、意味が重すぎ、場違いでしょう。
「枯れない愛」
多肉質で、少数の水やりで育つ性質から付いた花言葉です。
元々、愛は与える方に比重が大きい感情なので、枯れにくいものです。
結局、それに胡座をかいて、愛を裏切るような事をするから枯れるのでしょう。
与えられる愛が当たり前と思った時が、危険信号と言えるでしょう。
「クマドウジ」は、いつまでも愛情を注ぎたい親しい人へ贈るのに向きます。
家族への愛情を伝える為に、家に飾るのも良いでしょう。
一方、一度愛情が枯れ、関係が冷えた相手には合いません。
枯れたものは蘇らず、必要なのは新しい種まきです。
「無邪気」
小熊の前肢のような可愛らしい姿からイメージされた花言葉です。
また、みるみる成長し、自分の強さに無自覚な若い熊という連想も、意味が合います。
無邪気さは良い側面も悪い側面もありますが、導き方次第です。
それをそのまま使おうとすれば、事故は起きて当たり前と言えるでしょう。
純真で真っ直ぐな後輩などへ贈るのに向く花言葉です。
子供を相手にした商品の、売り場ディスプレイにも良いでしょう。
「将来有望」
「クマドウジ」から連想される小熊の前肢は、パンパンに膨らんで、やがて、人間を遥かに超える大きな熊に成長する事がイメージできます。
そんな、幾分の畏れを含む、大きな成長をイメージした花言葉です。
将来に期待が持てる子供や後輩、部下などへ贈るのに向きます。
学習塾のシンボルにも良いでしょう。
一方、目上の人には合いません。
将来に期待するのは、それが俯瞰できる上の立場にいる事が前提なので、失礼な表現になります。
また、年齢は若くても、既に自分を越えている相手に対しても、僭越な言葉です。
まとめ
「クマドウジ」の花言葉は、「枯れない愛」「無邪気」「将来有望」です。
親しい相手へ贈るのに向きます。
植物をより好ましく見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。