「浜芹(ハマゼリ)」はセリ科「ハマゼリ」属の越年草です。
海外では中国、朝鮮半島、国内では北海道から九州に分布し、砂浜や岩礁に生育します。
枝分かれした茎の先に小さい傘状に花を咲かせ、花期は8月から10月です。
今回は、「ハマゼリ」の花言葉について解説します。
「浜芹(ハマゼリ)」の花言葉
「貧しくても高潔」「清廉で高潔」「清廉潔白」「忍耐」があります。
同科の「セリ」の花言葉と一部共通です。
行いが正しい人への贈り物に向きます。
「貧しくても高潔」
セリに関する伝説から付いた花言葉です。
聖徳太子が行幸した時の事です。
誰もが太子を見ようと群がる中、1人加わらずセリを摘む娘がいました。
太子が理由を尋ねると、病気の母のためとの答えでした。
太子は大いに感じ入り歌を贈ったところ、彼女は見事な返歌を詠みました。
これが、聖徳太子と、その妃「膳部菩岐々美郎女(かしわでのほききみのいらつめ)」の出会いの話とされています。
他に、セリが汚れた泥や砂の中から、白く可憐な花を咲かせる事も意味に合います。
裕福ではなくても、心がけが立派な友人に贈るのに向く花言葉です。
性能を尖らせ、安価で必要な部分の性能だけは高いPCパーツのブランドイメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、経済的に問題やコンプレックスを抱えている人です。
触れてはならない部分もあります。
「清廉で高潔」
こちらも聖徳太子の伝説と、セリの性質からイメージされた花言葉です。
行いが正しく誇り高い友人へ贈るのに向きます。
私欲のためではなく、常に人々の為に働いた偉人へ供えるのも良いでしょう。
クリーンさを売りにするなら選挙ポスターにも使えます。
この花言葉が合わないのは、何かしら正しくない事をした人です。
もちろん、他人に知られていなければ良い、という考えもいけません。
「清廉潔白」
白い花の清らかさから付いた花言葉です。
何事も正しく行い、後ろめたい事のない友人へ贈るのに向きます。
何でも白くする強力な漂白剤の商品イメージにも使えます。
かなり強い意味のため当てはまる人はごく限られ、本来の意味で使う機会はまずない花言葉です。
自称すると、かえって胡散臭く見えるのでやめましょう。
「忍耐」
「ハマゼリ」固有の花言葉です。
水の少ない砂地に太い根を張り、冬の潮風に耐える様子から付きました。
忍耐強く、かといって不正な手段を使う事もない友人や同僚に向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、自分が辛い状態である事を殊更にアピールする人です。
良くも悪くも忍耐とは別の状態です。
まとめ
他の植物が少ない砂浜に群生する「ハマゼリ」は、目を惹く美しいものです。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。