「沈黙」とは、黙り込んんでいる状態を指します。
また、物音を立てない静かな様を指したり、何らかの活動を休止して、じっと動かないことを表す言葉でもあります。
「沈黙」の花言葉を選ぶ時には、相手の静かな様を肯定したり、自分が活動を止めることを表現したりするときに適していると言えます。
今回はこの「沈黙」の花言葉を持つ植物について説明します。
「沈黙」の花言葉を持つ花
「沈黙」の花言葉を持つ植物は「ラベンダー」、「ギボウシ」、「ベラドンナ」などです。
一つずつ紹介していきます。
「ラベンダー」
「ラベンダー」はシソ科ラベンダー属の植物です。
和名では薫衣草と表記されることもあります。
香りがよく、「ラベンダー」を乾かしてポプリにしたものを布袋に入れて香り袋にして楽しむなど、香りを生かした楽しみ方が様々される植物です。
「ラベンダー」はハーブとして精神安定、鎮痛、防虫、殺菌、消化促進などの効能があるとされますが「沈黙」の花言葉は、これらの効能からつけられた花言葉であるとされます。
「ギボウシ」
キジカクシ科ギボウシ属の「ギボウシ」は、擬宝珠と表記されることがある東アジア原産の植物です。
開花時期は7月から8月で、藤色、白、紫などの花をつけます。
淡い色の控えめな花姿が静かな印象をあたることから「沈黙」、「鎮静」の花言葉がつけられました。
「ベラドンナ」
ナス科ベラドンナ属の「ベラドンナ」の名前はイタリア語のbella donna(美しい貴婦人)からきています。
これは昔、瞳を大きく見せる目的で「ベラドンナ」から作られた目薬を使用していたことに由来します。
全草に毒があるため魔女の花とも呼ばれる「ベラドンナ」は「沈黙」の他に「汝を呪う」といった花言葉も持っています。
「沈黙」に関連した花言葉を持つ花
「沈黙」の関連した花言葉を持つ植物に「ベアグラス」、「ヒトリシズカ」があります。
「ベアグラス」
カヤツリグサ科スゲ属の「ベアグラス」の花言葉は「物静か」、「隠れ忍ぶ」、「自重」です。
オオシマカンスゲ(大島寒菅)、シマカンスゲ(島寒菅)と和名では呼ばれますが、寒さに耐え忍ぶ姿からこれらの花言葉がつけられたと言われます。
「ヒトリシズカ」
センリョウ科チャラン属の「ヒトリシズカ」は4月から5月に白い花を咲かせる植物です。
源義経の愛妾、静御前が一人で舞を舞う姿に見立てて「ヒトリシズカ」の名前がつけられたこの花には「静謐」、「隠された美」といった花言葉がつけられています。
まとめ
「沈黙」という花言葉を持つ植物にはいろいろな背景を持った植物が存在します。
贈りたい気持ちに合わせて花を選ぶ参考になさってください。