「死んでも離さない」という花言葉の花は、恋人や配偶者に対する強い執着と愛情を伝える贈り物になります。
一生一緒にいたいといういじらしい意味にもなりますが、相手への思いやりを欠く表現なので、良い意味で伝わらない事がほとんどでしょう。
どうしても使いたい時は、他の花と合わせ印象を柔らかくするのも1つの方法です。
「死んでも離さない」の花言葉を持つ花
「死んでも離さない」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「アイビー(セイヨウキヅタ)」
ウコギ科キヅタ属の蔓性の常緑樹です。
花は緑がかった黄色で、蜜源としても利用されます。
葉を観賞するために植えられますが、手入れを怠ると野生化して広がり続け、容易に庭の境界を越えてしまいます。
蔓は木質化して剥がしにくく、引き剥がしても壁などに跡を残す事から「死んでも離さない」「死んでも離れない」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「永遠の愛」「不滅」「友情」「誠実」で意味が近く、どちらかと言えばこちらの花言葉を伝えた方が、好感を与えられるでしょう。
「死んでも離さない」と似た意味の花言葉を持つ花
「死んでも離さない」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ジャスミン」
モクセイ科ソケイ属の総称です。
花色は白か黄色で、芳香を放ちます。
「ジャスミン」はインドでは「愛の花」とされます。
男性は意中の女性にジャスミンを贈り、女性はそれを髪に編み込んで愛を約束するのです。
ここから「あなたは私のもの」という、「死んでも離さない」の「離さない」の部分がイメージされる花言葉が付きます。
掴むイメージでは「イカリソウ(碇草)」に「あなたを捕らえる」「君を離さない」という花言葉があります。
「プリムラ」
サクラソウ科サクラソウ属の園芸品種で、「サクラソウ」以外のものの総称です。
花色は白から赤、赤から黄色、赤から青です。
冬から春先まで咲く性質から「青春の恋」「青春の始まりと悲しみ」といった「青春」をイメージした花言葉が付き、若い情熱的な恋愛感情を表す「あなたなしでは生きられない」という花言葉も付きます。
生死が恋愛で左右されるという点で、「死んでも離さない」と似たニュアンスの花言葉でしょう。
まとめ
「死んでも離さない」という花言葉を持つ花は「アイビー」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ジャスミン」「イカリソウ」「プリムラ」などがあります。
想いが強すぎてしばしば利己的に聞こえてしまうため、他の花言葉と合わせるなど、印象を柔らかくして贈るとむしろ気持ちが伝わりやすくなるでしょう。