「楽しい思い出」という花言葉の花は、思い出を共有する友人や家族へ贈るのに向きます。
思い出を作る劇場や公園、学校、アルバムなどのデザインにも良いでしょう。
楽しさをそのまま形にしたような、可愛らしい花を添えれば、思い出はより色鮮やかに蘇るでしょう。
「楽しい思い出」の花言葉を持つ花
「楽しい思い出」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「グラジオラス(唐菖蒲)」
アヤメ科トウショウブ属(グラジオラス属)の多年草です。
花茎を埋めるように密に花が咲きます。
花色は、白から赤、赤から黄色、青、緑、複色です。
昔のヨーロッパで、恋人が待ち合わせために「グラジオラス」を使う習慣がありました。
逢いたい時には、グラジオラスを決まった場所に置いて、その数で時間を指定したのです。
この秘密の逢瀬から「楽しい思い出」という花言葉が付きました。
他に「密会」「忍び逢い」「用心」「愛の祈り」「誠実」などの花言葉もあります。
また「勝利」「忘却」「堅固」「努力」など、雰囲気の違う花言葉もあります。
ライバルから勝ち取った恋人の場合は意味が合いますが、あまり品の良い表現ではありません。
「ニチニチソウ(日々草)」
キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草で、花弁5枚の次々に咲きます。
これを可愛らしい思い出が新しく出来ていくというイメージで付いたのが、「楽しい思い出」という花言葉です。
他の花言葉は「若い友情」「生涯の友情」「優しい」「揺るぎない献身」で、「楽しい思い出」を共有する古くからの親友へ贈るのに向きます。
同科別属の「ツルニチニチソウ(ビンカ)」の花言葉の場合は、「楽しい思い出」「幼馴染み」など、より幼少期のイメージが強くなります。
「タンポポ(蒲公英)」
キク科タンポポ属の多年草の総称です。
道端でも見かける有り触れた黄色い花です。
子供の頃、「タンポポ」を摘んで遊んだ人も多いでしょう。
そんな幼少の記憶から「楽しい思い出」という花言葉が付いています。
他に「神託」「別離」「幸福」「謎めく」など、様々な方向性の花言葉が多数付くため、古い友人との席で、思い出を語るきっかけにしても良いでしょう。
「楽しい思い出」と似た意味の花言葉を持つ花
「楽しい思い出」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「チョロギ(草石蚕)」の「楽しい人生」は、多数の「楽しい思い出」が詰まったものでしょう。
「ライラック」の「若き日の思い出」、「イベリス」の「初恋の思い出」、まとめれば「カエデ(楓)」の「大切な思い出」になります。
辛い事も時間が良い思い出にしてくれるものです。
「フジバカマ」の「あの日を思い出す」も、「楽しい思い出」に近い花言葉と言えるでしょう。
まとめ
「楽しい思い出」という花言葉を持つ花は「グラジオラス」「ニチニチソウ」「ツルニチニチソウ」「タンポポ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「チョロギ」「ライラック」「イベリス」「カエデ」「フジバカマ」などがあります。
相手や内容に合う花を選ぶ事で、楽しい記憶はより鮮やかに思い出されるでしょう。