「栄誉」という花言葉の花は、大きな栄えある業績を成し遂げた人の、名誉を讃えるものです。
個人的に贈る場合もあれば、表彰式のディスプレイや、受賞の盾のデザインにも使えるでしょう。
業績の種類や相手のイメージに合わせて花を選べば、讃える気持ちも一層伝わるでしょう。
「栄誉」の花言葉を持つ花
「栄誉」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ゲッケイジュ(月桂樹)」
クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑樹です。
葉はハーブの「ローリエ」として知られます。
花は黄白色で、葉腋に群がるように咲きます。
「ゲッケイジュ」は、古代ギリシャにおいて、太陽神「アポロン」の聖木とされていました。
このため、幾つかの競技会の賞品として「ゲッケイジュ」の冠が与えられた事から、「栄誉」という花言葉が付いています。
現代でも、スポーツの褒賞の盾にはしばしば「ゲッケイジュ」がデザインされているほどです。
他の花言葉は「勝利」「栄光」「名誉」「輝ける未来」と、良い言葉が揃います。
ただし花には「裏切り」という言葉が付くため、切り枝などで贈る時には、花がないか気を付けるか、一言添えておくと良いでしょう。
「キンポウゲ(ラナンキュラス)」
キンポウゲ科キンポウゲ属の総称です。
花は主に白か黄色で、稀に赤やオレンジ、カップ型で空を向きます。
一重咲きから八重咲きまであり、印象は様々です。
金メダルの黄金色を思わせる花色から、「栄誉」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「栄光」「無邪気」「到来する幸福」「上機嫌」など、良いものが多いですが、毒性から「中傷」という花言葉も付くため、贈る時はどの花言葉か伝えましょう。
同じキンポウゲ科の「オウレン」にも「栄誉」という花言葉が付きます。
「テイカカズラ(定家葛)」
キョウチクトウ科テイカカズラ属の蔓性の常緑樹です。
花はスクリューを思わせる花弁5枚で、花色は白から淡黄色へと変わります。
この名前は、歌人「藤原定家」の伝説に由来します。
彼は「式子内親王」に思いを寄せていましたが、没後葛になって彼女の墓標に絡みついた、というものです。
歴史的な歌人を名に持つ事から、「栄誉」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「優雅」「優美な女性」「爽やかな笑顔」「依存」で、少々意味深な言葉が混じりますが、概ね良い意味です。
「栄誉」と似た意味の花言葉を持つ花
「栄誉」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「栄光」が「トリカブト」「グロリオサ」「ジンチョウゲ」「ノウゼンカズラ」「プロテア」などに付きます。
他にも「名誉」「名声」「偉業」「歴史」など、意味がつながるものは様々なので、相手のイメージや業績に応じて選べるでしょう。
まとめ
「栄誉」という花言葉を持つ花は「ゲッケイジュ」「キンポウゲ」「オウレン」「テイカカズラ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「トリカブト」「グロリオサ」「ジンチョウゲ」「ノウゼンカズラ」「プロテア」他多数です。
相手や業績のイメージにあわせて選べば、良いお祝いになるでしょう。