「柔軟性」にはいくつかの意味があります。
ひとつは文字通り柔らかくしなやかな性質のこと。
もうひとつはいわゆる身体の柔らかさ、筋肉などが伸びる能力のこと。
それから臨機応変な対応ができること、様々な環境に問題無く適応できることという意味もあります。
日常生活や花言葉の世界においては、3つ目の意味で使われることが多いでしょう。
また「柔軟性」は、目まぐるしい変化によりこれまでの常識が通用しないことも多くなってきている現代社会においてはより重要なものとなってきています。
「柔軟性」の花言葉を持つ花
「柔軟性」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「カランコエ」
カランコエはベンケイソウ科カランコエ属の植物です。
リュウキュウベンケイと呼ばれることもあります。
ざっくり花を楽しむタイプと葉を楽しむ多肉植物のタイプの2種類がありますが、どちらも寒さに弱い以外の弱点が少なく環境によく適応することから「柔軟性」や「おおらかな心」という花言葉が与えられています。
また花を楽しむタイプは小さくカラフルな花をたくさん咲かせることから「たくさんの小さな思い出」「切磋琢磨」「幸せをつくる」「人気」などの花言葉もあるそうです。
育てやすいうえ、一年中出回っているのでギフトとして扱いやすいのも嬉しい点。
なお花としての本来の旬は秋〜春です。
「チャイブ」
チャイブはヒガンバナ科ネギ属の野菜です。
日本ではなじみがありませんが、西洋ではシブレット(フランス)やチポリーナ(イタリア)などとも呼び食用にします。
日本語名はエゾネギ、セイヨウアサツキ。
その名の通りネギやアサツキの仲間で、葉を刻んでサラダやスープに散らすなど使い方も似ています。
またその丸い紫色の花をリンゴ酢などに漬けて料理の飾りに使うことがあるそうです。
花言葉は「柔軟性」「素直」「忠実」など。
これらはマイルドな香味で何の料理にも合わせやすいことからきています。
「柔軟性」と似た花言葉を持つ花
ハギが「柔軟な精神」という似た花言葉を持っています。
ハギはマメ科ハギ属の落葉低木で、秋の七草のひとつとして親しまれてきました。
ハギにこの花言葉が付けられた理由は、その枝がしなやかに垂れるからだといわれています。
また他に与えられた花言葉は「思案」「内気」などです。
まとめ
「柔軟性」という花言葉を持つ花はカランコエ、チャイブです。
このうち一般的なフラワーギフトとして使いやすいのはカランコエの方でしょう。
チャイブは日本ではあまりなじみのない野菜ですが、ドライハーブとして売られていることがあります。
また「柔軟な精神」という花言葉を持つハギも似たように使えるでしょう。