「柊(ヒイラギ)」という木をご存じでしょうか。
チクチクした棘を持つ葉が特徴で、東アジア原産のモクセイ科モクセイ属に分類される常緑樹です。
日本ではクリスマスの飾りにするほか、節分に鰯の頭と共に玄関に飾る風習があります。
今回はそんな「柊(ヒイラギ)」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「柊(ヒイラギ)」の花言葉「用心深さ」
「柊(ヒイラギ)」の花言葉ひとつめは「用心深さ」です。
これは「柊(ヒイラギ)」の鋭い棘が用心深く警戒しているように見えるところから来ています。
節分に飾るのも、鬼がこの鋭い棘を嫌って家に入ってこないとされているため。
古より悪いものから家族を守ってくれると信じられていた「柊(ヒイラギ)」を、防犯用として庭木にしてみてはいかがでしょうか。
「柊(ヒイラギ)」の花言葉「先見の明」
「柊(ヒイラギ)」の棘は成長するにしたがって少なくなり、葉も丸みを帯びてきます。
危険をあらかじめ想定して身を守り、大きく成長する姿が先を見越す賢さを持っているように見えたのでしょう。
新しく商売を始める方や進学する人へのお祝いに、「先見の明」という花言葉を持つ「柊(ヒイラギ)」は気の利いた贈り物になることでしょう。
「柊(ヒイラギ)」の花言葉「剛直」
「柊(ヒイラギ)」には「剛直」といった花言葉もあります。
これは「柊(ヒイラギ)」の葉だけでなく幹も強靭であることから付けられました。
木はそれほど大きくならないので、建築材より櫛やそろばんの玉などに使われてきました。
しっかり守りたいご自宅の生垣として「柊(ヒイラギ)」の木を植えてみてはいかがでしょうか。
「柊(ヒイラギ)」の花言葉「あなたを守る」
「柊(ヒイラギ)」には「あなたを守る」という花言葉も持っています。
「柊(ヒイラギ)」の鋭い棘が大切なものを守ってくれるところからこの花言葉になりました。
結婚の申し込みや、お子さんの誕生記念のお祝いに贈るのにふさわしい花言葉です。
「柊(ヒイラギ)」の花言葉「歓迎」
チクチクした棘に反して、「柊(ヒイラギ)」には「歓迎」という花言葉もあります。
これは「柊(ヒイラギ)」の花がとても良い香りを放つため。
「柊(ヒイラギ)」は10月から12月頃に開花します。
花が少なくなる時期に、「柊(ヒイラギ)」の甘い香りは素敵なおもてなしとなってくれるでしょう。
まとめ
「柊(ヒイラギ)」は英語でも「聖なる木(holly)」と呼ばれます。
神聖な力で悪いものを払ってくれる「柊(ヒイラギ)」を、ぜひお手元で育ててみてはいかがでしょうか。