秋の味覚として珍重される「マツタケ」は、キシメジ科キシメジ属のキノコです。
アジア、ヨーロッパ、北アメリカに分布し、乾燥した土壌を好み、「アカマツ」の林などに生育します。
キノコ類のため花は咲かず、胞子で増え、収穫期は秋の2週間ほどの間です。
今回は、「マツタケ」の花言葉について解説します。
「松茸」の花言葉
「控えめ」といいます。
大きく立派な姿とイメージが異なりますが、これは「マツタケ」が高級品で、しばしば贈答用にされる事が由来です。
「つまらないものですが」は最近違和感を覚える人もいるようですが、「(気に入らないかも知れませんが)よろしければどうぞ」「心ばかりのものですが」など、何かしら控えめな言葉がつくものです。
そんなところから付いた花言葉です。
控えめな態度を表すために贈るのに向きます。
控えめで謙虚な人に贈っても意味が合います。
創作で控えめなキャラクタのイメージに使うのも良いでしょう。
「マツタケ」風味のお吸い物で落ち着き、「出しゃばって他の人に悪い印象を与えていないか」「きちんと控えめに振る舞えているか」など、ゆっくり考えてみるきっかけにも出来ます。
この花言葉が合わないのは、自己主張がはっきりしていて控えめなところがない人です。
「あまり出しゃばると、後で困るから忠告してあげる」というのは、あくまでごく身近な人にだけ成立するものです。
そうでない相手に対しては、目立つ相手に対する嫉妬の場合が大半で、自分の弱さを晒しているだけになります。
「松茸」の豆知識
「マツタケ」のシルエットは独特ですが、これは、まだ未成熟で笠が開いていないためです。
そのまま成長させると、シイタケのように大きく笠を開いた形になります。
大きく育った方が香り高いのですが、香りが飛んでしまうのも早まるため、あまり流通向きのフォームではないのです。
他に、食感や味わいにも違いが出ます。
「マツタケ」の香り成分は、「桂皮酸メチルエステル」「マツタケオール」「イソマツタケオール」などがあり、独特なものです。
日本では良い香りと認識されていますが、西洋では必ずしもそうとは思われていません。
悪臭を出す動物に喩え「スカンクマッシュルーム」と呼ばれている、という説もありますが、特に「マツタケ」だけを表す言葉ではなく、俗説の類です。
英語圏でも「マツタケ」はそのまま「matsutake」の名が使われています。
まとめ
「マツタケ」は高価で、なかなか買う機会も少ないキノコです。
花言葉を知れば、少し敷居が低くなるのではないでしょうか。
キノコとの距離も近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。