「救い」という花言葉の花は、誰かを助けたい時や、助けて欲しい時に贈る事になります。
そんな時に花を用意するというのは、どうにも悠長なようですが、「救い」が必要な時は様々です。
物理的な救出や救護ばかりでもなく、人生に迷う時の導きもまた、「救い」になるのです。
幅広い場面が考えられる花言葉のため、花をよく選ぶ事で、細かなニュアンスを伝えたり、相手の注意を惹く事も出来るでしょう。
「救い」の花言葉を持つ花
「救い」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「オダマキ(苧環)」
キンポウゲ科オダマキ属の、紫色に白がアクセントになった花です。
「オダマキ」の花は、英語で「コロンバイン」と呼びますが、これはヨーロッパ喜劇のキャラクタ「ハーレクイン」の妻の名になっています。
いわゆる「ボケ」役の彼女のイメージから、「オダマキ」の花言葉は、「愚か」「愚行」です。
けれど、それが人を笑わし、時に心を救う事から「救い」という花言葉も付いているのです。
他の花言葉としては「決意」「心配」があり、人を気遣って救いたい時も、自分を自分で救おうと決心する時にも合うでしょう。
「紫のアケボノスミレ(曙菫)」
スミレ科スミレ属の多年草です。
可愛らしく素朴な花から、「愛」「誠実」「貞節」といった花言葉が付きます。
この慎まく誠実な生活により、心が救われるという意味で「救い」という花言葉が付いています。
具体的に何かを救うというより、世話しながら日々の細かな悩みを打ち明けて救われる、といったイメージです。
「救い」と似た意味の花言葉を持つ花
「救い」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ハス(蓮)」には、「救って下さい」という花言葉が付いています。
「ハス」が、仏像の台座などに使われる「蓮華」のモデルとされる事から、仏に縋り「救い」を求めるイメージで付いた花言葉です。
「ソバ(蕎麦)」「アキメネス」は逆方向で、「あなたを救う」という花言葉が付いています。
誰かに救いの手を差し伸べたい時に贈る花言葉です。
信仰による心の「救い」で良ければ、「信じるものは救われる」という花言葉があります。
説得力はともかく、「アヤメ」「アゲラータム」「リューココリーネ」に付いています。
まとめ
「救い」という花言葉を持つ花は「オダマキ」「紫のアケボノスミレ」です。
似た意味の花言葉を持つ植物として「ハス」「ソバ」「アキメネス」「アヤメ」「アゲラータム」「リューココリーネ」などがあります。
多くの場面で使われる可能性があるため、花の種類をよく吟味し、TPOに合わせると、より良い贈り物になるでしょう。