「控えめな愛」は情熱的な愛とは対照的な花言葉です。
情熱的な人は愛情表現を積極的に行うのに対し、控えめな人はあまり愛情表現をしません。
しかし日本社会においては奥ゆかしさを美徳とし、直接的でホットな愛情表現をあまり良しとしない風潮があるので控えめな愛が必ずしも悪いというわけではありません。
むしろ公の場では過度な恋愛感情を抑え、その場の秩序や空気を乱さないよう注意した方が好感を持たれるでしょう。
とはいえ愛情表現が少ないと相手を時に不安にさせてしまうこともあるもの。
そういった時、この花言葉は役に立ってくれるでしょう。
「控えめな愛」の花言葉を持つ花
「控えめな愛」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「ツバキ」
ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑樹です。
冬の花として代表的なもののひとつで、庭木や公園樹などとして広く愛されています。
またそのエレガントな花は古くから愛されてきたこともあり、今では様々な大きさや咲き方のものを見ることが可能です。
おまけに色や開花期にもバリエーションがあり、極めて早いものは9月、逆に遅いものは5月に花を咲かせます。
花言葉は「控えめな愛」「控えめな素晴らしさ」「控えめな優しさ」「誇り」「謙虚な美徳」など。
花言葉の多くに控えめ、謙虚といった表現があるのは花にほとんど香りがなく、それが自己主張をしないというイメージに繋がったからだと考えられています。
また花言葉は愛だけでなく優しさや素晴らしさ、美徳に対しても使えるため、使い所は少なくないといえるでしょう。
「控えめな愛」と似た花言葉を持つ花
白いヒヤシンスには「控えめな愛らしさ」というよく似た花言葉があります。
ヒヤシンスは春の花として人気なもののひとつなので、こちらも入手性は良好です。
また家庭で簡単に水耕栽培もできるので、あまり土を扱いたくない方にもおすすめ。
なお白いヒヤシンスには「心静かな愛」という花言葉があり、こちらも似たように使えます。
まとめ
「控えめな愛」という花言葉を持つ花はツバキです。
ツバキはエレガントで美しい花ですが、香りがほとんどないため謙虚さをイメージさせる花言葉を多く持っています。
また「控えめな愛」と似た花言葉を持つ花は白いヒヤシンスです。
「控えめな愛らしさ」も「心静かな愛」もほとんど似たように使えるでしょう。