「技巧」という花言葉の花は、技術に優れた人へ贈り、賞賛を伝えるのに向きます。
どちらかというと、文学や美術、音楽など、芸術分野の技術に対して使われます。
自分がそういったものに取り組む時、上達を願い飾るのも良いでしょう。
美術サークルのシンボルにも使えます。
「技巧」の花言葉を持つ花
「技巧」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「アカンサス(葉薊)」
キツネノマゴ科ハアザミ属の多年草です。
花は人の身長以上に伸びた花茎に並んで咲きます。
特にギザギザした輪郭の葉に特徴があり、古代ギリシャ建築の柱頭のデザインなどに利用されています。
この柱の複雑で巧みな彫刻のイメージから付いた花言葉が「技巧」です。
他の花言葉は「巧妙」「巧みさ」「芸術」「美術」「離れない結び目」「友情」「不死」で、いずれも葉のイメージです。
芸術の道を志し、後世に残るような作品を作ろうと互いに高め合う友人へ贈るのに合います。
「技巧」と似た意味の花言葉を持つ花
「技巧」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ヒゲナデシコ(髭撫子)」
ナデシコ科ナデシコ属の一年草で、花が複数まとまって咲きます。
花の後ろの苞が細長く、密生する毛のように見える事が「ヒゲ」の由来です。
豪華な美しさから「ビジョナデシコ(美女撫子)の別名もあります。
花の柄なども含め、複雑な姿になる事、ヒゲのダンディーな伊達男の恋の立ち回りなどのイメージから、「巧妙」という「技巧」に似た花言葉が付きます。
他の花言葉は「伊達男」「器用」「丁寧」「細やかな思い」「義侠」「勇敢」「名誉」「純愛」などです。
軽妙でありながら、愛情には嘘のない人へ贈るのに向きます。
同じナデシコ属では、「白いナデシコ」に「器用」という花言葉が付きます。
「カカリア(絵筆菊)」
キク科ベニニガナ属の一年草です。
タンポポを想わせる花弁(舌状花)が繁る花です。
そのフサフサした形が、毛先を整えていない時の絵筆を思わせる事から「エフデギク(絵筆菊)」の和名が付きます。
絵筆で美しい絵を描く画家のイメージから付いた花言葉が「技芸」です。
他の花言葉は「秘めたる恋」「控えめ」「戦い」があります。
片想いしている時、相手の心を勝ち取ろう、という決意として、自宅へ飾るのに向きます。
まとめ
「技巧」という花言葉を持つ花は「アカンサス」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ヒゲナデシコ」「白いナデシコ」「カカリア」があります。
主に芸術分野の技術の巧みさを表す言葉で、芸術仲間へ贈ったり、上達を願い飾るのに向きます。