「神託」とは、神の考えを尋ねる事や、伝えられた内容を指します。
「愛の神託」とは、神が告げた事の中で愛に関わる事、または、愛情が動機で神意を尋ねる事を意味します。
もっとも「愛」が掛かっている部分が不明瞭なので、あまり厳密に考えず、「神が認めるような愛」というニュアンスで問題ないでしょう。
「愛の神託」という花言葉の花は、運命を感じるような相手に対する告白へ添えるのに向きます。
占い道具として、恋占いに使うのも良いでしょう。
「愛の神託」の花言葉を持つ花
「愛の神託」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「タンポポ(蒲公英)」
キク科タンポポ属の可愛らしい黄色い花です。
どこにでも見かけるお馴染みの花で、開花後は綿毛で種を飛ばします。
この綿毛を一息で吹き飛ばせたら、気になる相手と両想いである、という恋占いがあります。
恋占いは、神のお告げと考えられるため、「愛の神託」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「神託」「神のお告げ」「田園の神託」「謎めく」「解き難い謎」「思わせぶり」「軽薄」「誠実」「真心の愛」「幸福」「飾り気の無さ」「別離」「また逢う日まで」「楽しい思い出」です。
「愛の神託」と似た意味の花言葉を持つ花
「愛の神託」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ハナムギ(花麦)」
イネ科オオムギ属の、「六条大麦」「二条大麦」の未熟な穂を鑑賞用とするものです。
果実よりも針状の「芒」がよく生え目立ちます。
「ムギ(麦)」自体の花言葉は「希望」「豊産」「豊作」「繁栄」「富」と、実りの時期のイメージですが、「ハナムギ」はその前段階として「清らかな愛情」という花言葉が付きます。
人間に関心のある神は、人間の安定した繁殖に繋がる、清らかで穢れのない愛情は、認めると考えられので、「愛の神託」と近い意味と言えるでしょう。
「トケイソウ」の「聖なる愛」も、同じ方向性で「愛の神託」に近い意味と言えます。
「ライラック」
モクセイ科ハシドイ属の白や紫の花で、小花が集まってボリュームのある花穂を作ります。
恋の季節である春に咲く性質や、ハート型の葉から「初恋の予感」という花言葉が付きます。
予感は神託を伝えるものの1つですから、「愛の神託」と近い花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「愛の芽生え」「初恋」「初恋の感動」「純潔」「友情」「大切な友達」「初恋の思い出」「青春の思い出」「若い日の思い出」「思い出」「思い出を大切に」「誇り」「謙虚」「美」です。
初恋が果たされず思い出に変わっていく流れなので、初恋当事者の場合は、必要な言葉を選んで贈ると良いでしょう。
これ以外では「マーガレット」に「恋占い」という花言葉が付きます。
まとめ
「愛の神託」という花言葉を持つ花は「タンポポ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ハナムギ」「トケイソウ」「ライラック」「マーガレット」などがあります。
少々解釈し難い言葉なので、「神が認めるような愛」と広めに意味を取ると良いでしょう。
