「情け深い」という花言葉の花は、思いやりがあって自分の為に何かしらしてくれた人へ、感謝の気持ちを伝えるメッセージになります。
子供の教育のために、自宅に植えるのも良いでしょう。
相手の好みに合う花を選べれば、より心のこもった感謝が伝えられるでしょう。
「情け深い」の花言葉を持つ花
「情け深い」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「クンシラン(君子蘭)」
ヒガンバナ科クンシラン属の多年草です。
花色はオレンジ、黄色、緑で、ぐるりと放射状に咲きます。
花の時期以外も、肉厚で艶のある葉が楽しめます。
現在は「クンシラン」というと、学名「クリビア・ミニアタ」の事を主に指しますが、かつては「クリビア・ノビリス」の事を指しました。
花名の「君子」は、「ノビリス(高貴)」から連想されたものです。
君子とは、古代中国の儒教で理想とされる人物像で、君主に必要な徳がそなわった立派な人という意味になります。
その徳をイメージして付けられたのが「情け深い」という花言葉です。
他の花言葉は「誠実」「端正」「高貴」「幸せを呼ぶ」などがあります。
他に、人々を飢えから救った「ジャガイモ(馬鈴薯)」にも「情け深い」という花言葉が付いています。
「情け深い」と似た意味の花言葉を持つ花
「情け深い」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ローダンセ」
キク科ローダンセ属の一年草です。
黄色い筒状花に、カサカサしたピンクの総苞片が花弁のようにつきます。
多くの花が長く咲き続ける様子を、気遣い合い寄り添ってくれる人に喩えて、「情に厚い」という「情け深い」に近い花言葉が付いています。
温かみのある花色のイメージにも合うでしょう。
他の花言葉は「温順」「終わりのない友情」「同情から始まる愛情」「永遠の愛」「光輝」「飛翔」と、良い言葉が揃います。
が、恋愛感情を持たない相手には誤解を与える場合があるので、伝える花言葉は明らかにしましょう。
「カノコユリ(鹿の子百合)」
ユリ科ユリ属の多年草です。
花色は白から赤で、「カノコマダラ(鹿子斑)」に喩えられる斑点模様があり、名前の由来になっています。
「慈悲深さ」という「情け深い」と近い花言葉が付いています。
「ユリ」は「聖母マリア」の象徴とされる為、元々温かなイメージが付いていますが、「カノコユリ」は特に花が下向きで、誰かを抱え慈しむ人の顔がイメージされる事が由来です。
他の花言葉は「荘厳」「威厳」「富と誇り」「飾らない美」「上品」「衰える事のない華やかさ」などがあります。
他にも「思いやり」「慈悲」など、「情け深い」と意味の近い花言葉を持つ花は多いため、選択の幅は広いでしょう。
まとめ
「情け深い」という花言葉を持つ花は「クンシラン」「ジャガイモ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ローダンセ」「カノコユリ」他、様々です。
多くの花の中から、相手の好む花が選べれば、より気持ちのこもった贈り物になるでしょう。