「悲しい別れ」という花言葉は失恋した時、単身赴任などで大切な人と離れ離れになってしまう時、卒業や異動などで親しい人が別の場所へ行ってしまう時などに使える花言葉です。
ネガティブなニュアンスの強い花言葉ですが、「またいつか会いましょう」「離れ離れになっても私たちの愛は冷めません」といったニュアンスを含む場合もあるでしょう。
そういったことを表現するために、他の花言葉を持つ花と組み合わせるのも良いアイデアです。
「悲しい別れ」の花言葉を持つ花
「悲しい別れ」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「ハナニラ」
ハナニラはヒガンバナ科ハナニラ属の多年草で、まれにイフェイオンと呼ばれることもあります。
6枚の花びらを持つ星形の花を付けるのが特徴で、花のカラーバリエーションは白、青、紫、黄色など。
名前にニラと付いているうえ、葉からはニラのような香りも漂いますが食用にはならず、専ら観賞用として栽培されます。
花言葉は「悲しい別れ」「耐える愛」「恨み」「星に願いを」など。
美しい花ではありますが、ネガティブな別れにマッチする花言葉が多いです。
「キンセンカ」
キンセンカはキク科キンセンカ属の多年草(ただし、園芸上は一年草)です。
カレンデュラ、ポットマリーゴールド、冬知らずなどとも呼ばれます。
オレンジや黄色などの明るく華やかな花を付けるうえ、開花期は長く、切り花にした時の花もちも良好。
また一部の品種はエディブルフラワーとしても用いられます。
花言葉は「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」「失望」など。
明るい雰囲気の花にこんなにも多くの悲しい雰囲気の花言葉が付いている理由は、黄色がキリスト教においてはあまり良いとされないことなどであるとされています。
「悲しい別れ」と似た花言葉を持つ花
悲しいという感情を強調したいのであれば、「悲しみ」「悲哀」「悲嘆」などの花言葉を持つマリーゴールド、紫のヒヤシンス、ムスカリ、アロエなどを用いるのも良いでしょう。
また別れても私たちの愛は冷めることはないと表現したいなら、ヒヤシンスの「悲しみを越えた愛」という花言葉も使えます。
別れた後に再会を願うのならば「再会」という花言葉を持つサネカズラやヒガンバナ、「奇跡的な再会」という花言葉を持つハーデンべルギアも良いでしょう。
まとめ
「悲しい別れ」を表現するのに使えそうな花としてはハナニラやキンセンカが挙げられます。
ネガティブな雰囲気の強い花言葉ではありますが、どちらも色合い鮮やかで美しい花です。
また場合によってはマリーゴールド、ヒヤシンス、ムスカリ、サネカズラ、ハーデンべルギアなども似たように使えるでしょう。
