「悲しい」という花言葉の花は、親しい人へ「悲しい」気持ちを打ち明けたり、「悲しい」目に遭って落ち込む人に同情を伝える贈り物として利用されます。
創作で、悲しみを表すシーンの小道具にも良いでしょう。
悲しみは独りで反芻すると気分がどこまでも落ち込んでしまいます。
まずは、その気持ちを表す花を選んでみましょう。
対処の仕方を把握した悲しみは、古くからの友達のようなものです。
「悲しい」の花言葉を持つ花
「悲しい」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「イチイ(櫟)」
イチイ科イチイ属の常緑樹です。
花は緑色の球状で、その後赤い果実を実らせます。
西洋で墓地に植える木として利用された事から「悲しみ」という「悲しい」の名詞形の花言葉が付きます。
他も、「残念」「慰め」「憂愁」など、落ち込む気持ちに寄り添う花言葉です。
唯一「高尚」という花言葉は方向性が違いますが、これは、神官の使う笏に「イチイ」の木材が使われた事から「仁徳天皇」が「正一位」を授けた事が由来とされています。
同じように特に何かを指定しない「悲しみ」という花言葉は「ヒヤシンス」や「シラー」に付く他、「アリウム」に「無限の悲しみ」、「エンドウ(豌豆)」に「永遠の悲しみ」などがあります。
「シダレヤナギ(シダレヤナギ)」
ヤナギ科ヤナギ属のうち、枝が垂れて見える種類の総称です。
うなだれた様子から、英名で「ウィーピング・ウィロウ(泣いているヤナギ)」という名があるため、「我が胸の悲しみ」「愛の悲しみ」という花言葉が付きます。
他に枝が風に揺られる様子から、「自由」「従順」という2つに解釈した花言葉が付いています。
散歩に出て、「シダレヤナギ」を見に行けば、少し気が晴れるかも知れません。
他に、「ホテイアオイ(布袋葵)」に「恋の悲しみ」という、恋愛の悲しさを表す花言葉が付きます。
「悲しい」と似た意味の花言葉を持つ花
「悲しい」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ヒガンバナ(彼岸花)」には、「悲しき思い出」という花言葉が付きます。
「キンセンカ(金盞花)」には「別れの悲しみ」「暗い悲しみ」、「ミヤコワスレ(都忘れ)」には「別離の悲哀」です。
「悲哀」という花言葉も「ミソハギ(禊萩)」「ヒヤシンス」「マリーゴールド」「レースフラワー」など多彩です。
同情しつつ元気付けたいなら「ソバ(蕎麦)」に、「喜びも悲しみも」という花言葉があります。
まとめ
「悲しい」という花言葉を持つ花は「イチイ」「ヒヤシンス」「シラー」「アリウム」「エンドウ」「シダレヤナギ」「ホテイアオイ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ヒガンバナ」「キンセンカ」「ミヤコワスレ」「ミソハギ」「マリーゴールド」「レースフラワー」「ソバ」など、多数あります。
花を選ぶ事で悲しみを紛らわせるのも良いでしょう。