「恥じらい」とは、はにかみ、恥ずかしがっている様を表す言葉です。
相手に対して好意を持っているのに恥ずかしくてうまく伝えられない時などに「恥じらい」の花言葉を添えると気持ちが伝わりやすいかもしれません。
今回は「恥じらい」の花言葉を持つ植物を紹介します。
「恥じらい」の花言葉を持つ花
「恥じらい」の花言葉を持つ植物は「ピオニー(芍薬)」です。
ボタン科ボタン属の多年草である「ピオニー(芍薬)」には赤、白、ピンクなどの花色があります。
「ピオニー(芍薬)」
5月から6月に開花時期を迎える「ピオニー(芍薬)」は、切花としても流通していますが、鉢植えや庭木としても楽しめる植物です。
「恥じらい」の花言葉に加えて「はにかみ」、「謙遜」といった花言葉も持っています。
イギリスの民話に恥ずかしがり屋の妖精が「ピオニー(芍薬)」の中に隠れた際、妖精の頬と共に花も一緒に赤らんだという逸話があり、この話から「恥じらい」の花言葉がつけられたとされます。
英語の慣用句にもblush like a peony(「ピオニー(芍薬)」のように顔を赤らめる)というものがあり、微笑ましい恥ずかしさを表す際の表現になっているようです。
「恥じらい」に関連した花言葉を持つ花
「恥じらい」に関連した花言葉を持つ植物に「シクラメン」、「キルタンサス」、「バレリーナ」があります。
これらの花言葉について説明していきます。
「シクラメン」
「シクラメン」はサクラソウ科シクラメン属の多年草です。
12月から4月にかけてピンク、紫、赤、白など様々な色の花を咲かせます。
冬季に楽しめる鉢植えとして人気の植物である「シクラメン」は、花が下を向いて咲く様から「恥ずかしがり屋」の花言葉を持っています。
それ以外にも「はにかみ」、「内気」、「遠慮」、「憧れ」などといった花言葉があります。
「キルタンサス」
「キルタンサス」はヒガンバナ科キルタンサス属の植物です。
和名で「笛吹水仙」と表記されますが、水仙に似たラッパのような形の花姿をしています。
「キルタンサス」の花は開花すると花の重みで少し垂れ下がる性質がありますが、少し項垂れたような花姿から「恥ずかしい」、「恥ずかしがり屋」、「屈折した魅力」といった花言葉がつけられたようです。
「バレリーナ」
「バレリーナ」はチューリップの品種の一つで、全体的にスリムな印象を与え、花先が尖るユリ咲きと呼ばれる形をしています。
オレンジ色の花びらが目を惹き、チューリップの中では珍しく香りがある品種の「バレリーナ」の花言葉は「照れ屋」となっています。
まとめ
「恥じらい」の花言葉は、恥ずかしくてなかなか気持ちを口に出すことができない相手への贈り物にぴったりです。
自分の気持ちを添えるのにふさわしい花言葉、植物を選ぶ参考になさってください。