「恋の終わり」という花言葉の花は、恋が終わった事を受け容れ、心を整理するため、自室へ飾るのに向きます。
別れる恋人に贈るとドラマティックですが、現実的ではありません。
振る時に贈れば誤解を与え、振られる時は警戒されるだけです。
いずれにしても、嫌な目で見られる花が可哀想なのでやめましょう。
創作で、身分違いや、最後の戦いに向かう時など、外的な要因で想いを断ち切る、といった場面なら合います。
「恋の終わり」の花言葉を持つ花
「恋の終わり」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「チョコレートコスモス」
キク科コスモス属の黒やピンクの花で、チョコレートのような香りがあります。
黒は、1日の終わりの夜や、全ての絵の具を混ぜて最後に出来る色といったイメージがある事から「恋の終わり」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」です。
真逆の意味の言葉が混ざるため、贈る時はカードで伝える言葉を限定すると誤解がありません。
「恋の終わり」と似た意味の花言葉を持つ花
「恋の終わり」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「テランセラ」
ヒユ科アルテルナンテラ属の多年草で、赤や黄色に色づく葉を楽しみます。
秋に全体がすっかり染まりますが、その後寒さで黒ずんでしまう様子から「熱すると冷める恋」という花言葉が付きます。
恋心が冷めてしまえば、後は「恋の終わり」です。
熱烈に憧れていた人に気持ちが伝わり、相手からも愛されるようになると、途端に自分の方の気持ちが冷めるというのは、「蛙化現象」の本来の用法で、一部の人に見られる心理です。
そんな時は、「テランセラ」を自分の部屋に飾り、少し冷静に考えるのも良いでしょう。
同じ事を繰り返しているなら、その先、付き合っていく中で解消する可能性があります。
他の花言葉は「変身」「粘り強い」があります。
特撮ヒーローものなどを、毎年欠かさず視聴する趣味の人に合います。
「白いチューリップ」
ユリ科チューリップ属の白花品種です。
可愛らしい「チューリップ」には、恋や愛の花言葉が付きます。
一方、「白いチューリップ」は、その気持ちが抜けたイメージになります。
そこで付いたのが「失恋」「失われた愛」という「恋の終わり」を表す花言葉です。
悪い意味のようですが、気持ちがリセットされたという意味で「新しい恋」「純粋」という花言葉も付きます。
気分に合わせて使い分けると良いでしょう。
尚、失恋してすぐの人に、アプローチのため贈るのは、感じが悪いのでやめましょう。
まとめ
「恋の終わり」という花言葉を持つ花は「チョコレートコスモス」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「テランセラ」「白いチューリップ」があります。
離れて行く恋人に贈るというより、自分の心を整理するために飾ると良いでしょう。