「恋の病」という花言葉の花は、心身を正常に保てないほどの、熱狂的な恋心を伝えるメッセージになります。
恋に悩む友人へ贈り、同情や気遣いを伝えるにも良いでしょう。
ここでいう「病」は、疾病として認定されるような深刻なものではなく、あくまで比喩的なものです。
本物の病気が疑われるなら、上手い事言っている場合ではなく、素直に受診しましょう。
「恋の病」の花言葉を持つ花
「恋の病」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ウキツリボク(アブチロン)」
アオイ科アブチロン属の、赤い垂れ下がった花です。
赤く染まった花が、俯いてそよ風にも身悶えるという連想で「恋の病」という花言葉が付きます。
また、同属の多さから、相手を決めかねるというのも「恋の病」に通じるでしょう。
他の花言葉は、「真実は一つ」「さまざまな愛」「恵まれた環境」「尊敬」「憶測」「良い便り」「思いやり」です。
恋多き友人が、珍しく恋に悩んでいる時、気遣う贈り物に向きます。
他に、野菜の「オクラ」にも「恋の病」という花言葉が付いています。
「恋の病」と似た意味の花言葉を持つ花
「恋の病」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「パッションフラワー(時計草)」
トケイソウ科トケイソウ属の精密な花です。
「パッション」とは、「イエス・キリストの受難」を表す言葉で、同音で「情熱」という意味の単語もあります。
花の作りが「イエス・キリストの受難」を表す記号で構成されている事が由来になっています。
雄しべは釘、副花冠は茨の冠、花柱は十字架、10枚の花弁は処刑に居合わせた10人の使徒(弟子)という解釈です。
これらの由来から「受難」「宗教的熱情」という花言葉が付き、これが転じた「恋の激しい苦しみ」という「恋の病」に近い花言葉も付きます。
他の花言葉は「宗教」「聖なる愛」「奇抜」「隠しもった情熱」などです。
「ニワトコ(接骨木)」
スイカズラ科ニワトコ属の落葉樹です。
こちらもキリスト教に関わりがある植物です。
「イエス・キリスト」は十字架にかけられ処刑されましたが、その建材は「ニワトコ」だった、という説があります。
ここからキリストや信仰のイメージで「熱狂」「苦しみを癒す人」という花言葉が付きます。
「恋の病」は、「お医者様でも草津の湯でも」治らないとされますが、恋する人と想いが通じれば癒されます。
ここから、意味が近い花言葉と言えるでしょう。
まとめ
「恋の病」という花言葉を持つ花は「ウキツリボク」「オクラ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「パッションフラワー」「ニワトコ」があります。
「恋の病」はあくまで比喩なので、本当の病気の兆候があるなら、受診しましょう。