「忠誠心」とは忠誠の心、忠実であろうとするさまを指す言葉です。
そして忠誠とは、誰かあるいは何かしらの組織に対し誠実に尽くすこと、嘘や私利私欲を排し真心をもって奉仕することをいいます。
現代は封建社会(主従関係に基づく身分制社会)ではありませんが、学校の部活動や会社などにおいてはそれに近い状態になることがあり、そういったシーンでは忠誠心を上手くアピールすることが大きな助けになるでしょう。
「忠誠心」の花言葉を持つ花
「忠誠心」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「オオイヌノフグリ」
オオイヌノフグリはオオバコ科クワガタソウ属の花です。
道端や空き地などでよく見られる雑草のひとつですが、美しい青色の花を咲かせるため「星の瞳」という別名で呼ばれることもあります。
開花期は2〜5月で、草丈は10〜20cm、花の大きさは7〜10mmほど。
花言葉は「忠誠心」「忠実」「信頼」「清らか」などです。
市場に出回ることはほとんどありませんが、全国各地に分布しています。
「ヘリオトロープ」
ヘリオトロープはムラサキ科キダチルリソウ属の花です。
コウスイソウ、ニオイムラサキと呼ばれることもあるほど花の香りが良く、香水やポプリなどとしても利用されています。
観賞用としては鮮やかな紫色の花を付ける、高温多湿に強いといった点が強み。
花言葉は「忠誠心」「献身的な愛」「陶酔」「甘い誘惑」などです。
「キンレンカ」
キンレンカはノウゼンハレン科ノウゼンハレン属の花です。
その鮮やかな花を楽しむだけでなく、アブラムシ避けのコンパニオンプランツとして植えられたり、国によっては花や若葉、未熟な種を食用にしたりします。
花の色は赤、オレンジ、黄色、ピンクなどで開花期は4〜7月と9〜11月。
花言葉は「忠誠心」「愛国心」「勝利」「困難に打ち勝つ」などです。
「リュウノウギク」
リュウノウギクはキク科キク属の花です。
花の香りが竜脳(りゅうのう、リュウノウジュというフタバガキ科の木から作る香料)に似ていることからこの名前が付きました。
また日本固有種のひとつであり、ノギクの仲間でもあります。
花の色は白で、開花期は10〜11月。
花言葉は「忠誠心」「無常の美」などです。
「忠誠心」と似た花言葉を持つ花
例えばスミレやキキョウ、ボタン、白いマーガレットなどには「誠実」、ウメやホタルブクロ、ビオラなどには「忠実」という花言葉が付いており、これらもほとんど同じように使えるでしょう。
またキキョウやマーガレット、ビオラ辺りは入手性も比較的良好。
「忠誠心」という花言葉を持つ花が手に入らない場合は、こちらを探すのも手です。
まとめ
「忠誠心」という花言葉を持つ花はオオイヌノフグリ、ヘリオトロープ、キンレンカ、リュウノウギクなどです。
またキキョウやマーガレット、ビオラなどが似た花言葉を持っているので、場合によってはこちらを使うのも良いでしょう。