「心変わり」とは、愛情がほかの人へ移るという意味の他に、趣味が変わる、主義が変わるなど、考えが変わる意味、更に「ご乱心」と言われるような、正常な判断とは思えない様子を指す事もあります。
「心変わり」という花言葉の花は、恋人に別れを告げる時に贈ると意味は合います。
ただ、そういう事をして綺麗に終わるのは創作の中だけです。
「こんなもの受け取らない」と、打突に利用されたり、叩き付けられたりしては、花が可哀想です。
切り替えが早い、フットワークが軽やかな人を褒める意味で贈るには向きます。
「心変わり」の花言葉を持つ花
「心変わり」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ランタナ(七変化)」
クマツヅラ科シチヘンゲ属の花で、小花が集まって1輪の花のように見えます。
小花が集まる花は、通常同じ色ですが、「ランタナ」の場合は、色違いの花が綺麗に並び、模様になります。
更に、花色も徐々に変化していくため、「シチヘンゲ(七変化)」という和名が付き、花言葉も「心変わり」となりました。
他の花言葉は「確かな計画性」「協力」「合意」「厳格」で、フットワークが軽いのにコンプライアンスも守れるという、一級建築士事務所のシンボルに良いでしょう。
「トウワタ(アスクレピアス)」
キョウチクトウ科トウワタ属の多年草です。
花は橙色で、副花冠は黄色です。
可愛らしい花ですが、全草に毒があります。
毒草の常として、薬草としても利用出来た事から、古代ギリシャ神話の医神「アスクレピオス」を名に持ちます。
アスクレピオスは、太陽神「アポロン」の子で、死者をも生き返らせたという名医です。
他に、「トウワタ」は、開花後に実る果実に綿毛が付き、風に飛ばされ、生息域を広げます。
明るい花を咲かせながら有毒である事、綿毛でどこかへ心が飛んで行ってしまうイメージなどから「心変わり」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「私を行かせて」「行かせてください」「小さな恋」「健康な体」です。
「ボリジ(瑠璃苣)」
ムラサキ科ルリヂシャ属の、星形の花です。
花色が変化する性質があり、咲き始めはピンク、その後鮮やかなスカイブルーになります。
この変色から「心変わり」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「不幸な愛情」「私はすべてを失った」「鈍感」「保護」「安息」「憂いを忘れる」「愁いを忘れる」「心を刺激する」「勇気」です。
辛い失恋などの後、気持ちを切り替えたい時、飾るのに良いでしょう。
「心変わり」と似た意味の花言葉を持つ花
「心変わり」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「気まぐれ」が「ワックスフラワー」「パフィオペディルム」、「移り気」が「アジサイ(紫陽花)」「ダリア」「ヒエンソウ(飛燕草)」「ツキミソウ(月見草)」に付きます。
まとめ
「心変わり」という花言葉を持つ花は「ランタナ」「トウワタ」「ボリジ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ワックスフラワー」「パフィオペディラム」「アジサイ」「ダリア」「ヒエンソウ」「ツキミソウ」などがあります。
恋人相手には悪い意味ですが、それ以外の場面では、切り替えの早いフットワークの軽さを表す良い意味としても使えます。