「復興」という花言葉の花は、被災後に頑張る人や組織への応援や、犠牲になった人へのお供えに合います。
当事者として、決意のために飾る事もあるでしょう。
近い言葉に「復旧」がありますが、こちらは「壊れたものを修理して元に戻す」イメージで、「復興」は災害対策も終わり、「災害前のような気持ちで生活出来る」という一歩進んだイメージです。
「贈って良いか、花で良いか」という相手への気遣いも合わせた花選びが必要です。
「復興」の花言葉を持つ花
「復興」という花言葉を持つ花は、ありません。
「復興」と似た意味の花言葉を持つ花
「復興」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ハマギク(浜菊)」
キク科ハマギク属の多年草または亜木です。
日本固有種で、太平洋側の崖や砂地でまとまって咲く花です。
花は白いノギクの姿ですが、大型で逞しい印象があります。
厳しい海風や、塩分の多い土壌にも負けずに生える性質から「逆境に立ち向かう」という、「復興」への気持ちを表す花言葉が付きます。
他の花言葉「友愛」「単純な美」も、大きく意味が外れない、良い言葉です。
「逆境」が花言葉に付く花は多く、「カモミール(カミツレ)」に「逆境で生まれる力」、「ハナミズキ(花水木)」が「逆境にも耐える愛」、「ハナキリン(花麒麟)」は「逆境に耐える」、咲き方では「スプレー菊」の「逆境の中で元気」があります。
「エキザカム」
リンドウ科ベニヒメリンドウ属の一年草です。
花色は白から青紫、花弁は5枚、八重咲きです。
株一面に花が次々に咲く様子から「復帰」という「復興」に繋がる花言葉が付きます。
他の花言葉は「愛の囁き」「心地よい」「悲しい愛」「強い正義感」などで、イメージが合う相手への贈り物に向きます。
他に「イースターカクタス」の「復活の喜び」も近い意味の花言葉です。
「ガーベラ」
キク科ガーベラ属の多年草です。
原種は赤い「ノギク」といった雰囲気ですが、園芸品種は咲き方も様々で、花色は白から赤、赤から黄色、複色と、カラフルです。
真っ直ぐな茎の先に空を向いて咲く花の姿から、「常に前進」「希望」「辛抱強さ」「元気」という、「復興」を支える気持ちが揃います。
他の花言葉は、「神秘」「上機嫌」で、悪い意味もありません。
「復興」ボランティア組織のシンボルなどにも良いでしょう。
他にも「希望」や「勇気」「元気」「愛」など、イメージの近い言葉は多く、気持ちや状況に合わせ、様々なものが選べるでしょう。
尚、被災地に直接花を贈りたいと思う時は、相手の求める範囲で贈りましょう。
「1番使いやすいのはお金」「気持ちは換金出来ない」という原則も忘れてはいけません。
まとめ
「復興」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花として「ハマギク」「カモミール」「ハナミズキ」「ハナキリン」「スプレー菊」「エキザカム」「イースターカクタス」「ガーベラ」他、多数が当てはまります。
相手の事を考え、必要な形で扱いましょう。