「幼い恋」という花言葉の花は、創作で、まだ幼く可愛らしい恋人同士を描写する時の雰囲気作りに使えます。
第三者の上から目線の言葉なので、現実の恋人同士で贈り合うのは少々無理がある言葉です。
幼い人は、自分を幼いとは思っていないものです。
一方、相手や自分ではなく、可愛い花自体の形容として贈るなら、差し支えありません。
「幼い恋」の花言葉を持つ花
「幼い恋」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「コケモモ(苔桃)」
ツツジ科スノキ属の低木またはその果実です。
名前の「苔」は、地衣類の「コケ」ではなく、地を這う植物に比喩的に付く言葉です。
ピンクがかった白いベル型の花を咲かせ、その後赤い果実が可愛らしく実る様子から、「幼い恋」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「小さな甘いトキメキ」「反抗心」「不実」「冷淡」「裏切り」「不信」「くじけるな」です。
悪い花言葉は、実際に食べた時の期待外れな酸っぱさから付いています。
良い意味で贈りたい時は、カードなどで伝える言葉を限定すると誤解がありません。
「プリムラ」
サクラソウ科サクラソウ属の、「サクラソウ」以外の品種の総称です。
新たな命が芽生える春先、背の低い株に、可愛らしい花を多数咲かせる様子から「幼い恋」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「可憐」「美の秘密」「神秘な心」「運命を開く」「うぬぼれ」「永続する愛情」「富貴」などです。
「幼い恋」と似た意味の花言葉を持つ花
「幼い恋」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「サクランボ(桜桃)」
バラ科サクラ属の果樹で、お馴染みの甘い果実を付けます。
赤く小さい果実が2個ひと組で寄り添って実る姿から「小さな恋人」「幼い心」という、合わせると「幼い恋」に近い花言葉が付きます。
他の花言葉は「善良な教育」「上品」「あなたに真実の心を捧げる」です。
他に「幼い恋」に近い花言葉としては、「ハツコイソウ(初恋草)」の「淡い初恋」、「マツヨイグサ」の「ほのかな恋」などがあります。
「ギリア」の「気まぐれな恋」も、後を考えず相手を振り回す、幼児的な万能感と言えるでしょう。
まとめ
「幼い恋」という花言葉を持つ花は「コケモモ」「プリムラ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「サクランボ」「ハツコイソウ」「マツヨイグサ」「ギリア」があります。
第三者目線なので、これだけで直接贈るには向きません。
花や果実の説明として伝えたり、創作の雰囲気作りには良いでしょう。