「孤独と裏切り」という花言葉の花は、誰かを裏切って孤独になった人に合います。
といっても、他人に贈る機会も、自分のために飾る事もあまりないでしょう。
創作で、キャラクタのイメージや、ストーリーのモチーフなどに利用するには向きます。
裏切りの形は様々で、孤独の有り様も多彩なので、それに合わせた花を選ぶのも良いでしょう。
「孤独と裏切り」の花言葉を持つ花
「孤独と裏切り」という花言葉を持つ花はありません。
「孤独と裏切り」と似た意味の花言葉を持つ花
「孤独と裏切り」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「エリカ(ヒース)」
ツツジ科エリカ属の総称です。
細かい枝の株を埋め尽くすように小花が咲きます。
花色は、白から赤、赤から黄色です。
荒野(ヒース)を覆うように咲く性質から「孤独」という花言葉が付きます。
また「ヒース」は、小説『嵐が丘』で象徴的に使われており、その内容は主人公「ヒースクリフ」を主軸とした裏切りと復讐の物語である事から「裏切り」という花言葉も付きます。
他の花言葉としては「謙遜」「休息」「心地よい言葉」「幸運」「博愛」などで、二面性のあるキャラクタイメージなどに向くでしょう。
「カルミア」
ツツジ科カルミア属(ハナガサシャクナゲ属)の常緑樹です。
花は綺麗な五角形の皿型で、花色は白から赤、茶色です。
可愛らしい花を付ける反面、葉に毒がある事から「裏切り」「野心」という花言葉が付いています。
周囲を蹴落とすタイプの裏切りはやがて孤独になるため、「孤独と裏切り」に近い意味になるでしょう。
他の花言葉は「大志を抱く」「大きな希望」「さわやかな笑顔」「神秘的な思い出」「賞賛」「優雅な女性」などで、良い意味ばかり揃います。
こちらの意味で贈る時は、花言葉を限定して伝えましょう。
「ハナズオウ(花蘇芳)」
ジャケツイバラ科ハナズオウ属の落葉樹です。
花色はピンクと白です。
「イエス・キリスト」を裏切った「イスカリオテのユダ」が、「ハナズオウ」の下で命を落としとされる事から「裏切りのもたらす死」「エゴイズム」などの花言葉が付いており「孤独と裏切り」と近い意味になっています。
他の花言葉は「不信仰」「疑惑」「人のおだてに乗りやすい」「高貴」「質素」「喜び」など、様々な方向性があるため、こちらも贈る場合は花言葉を限定しましょう。
カードを添えると間違いがありません。
同じようにキリスト教由来だと、「イスカリオテのユダ」のシンボルカラーになっている「黄色」の花に「裏切り」「嫉妬」という花言葉がよく付きます。
もっとも彼が黄色い服を着ていたというのは、中世の宗教画家による後付け設定で、聖書に根拠はありません。
気にしない人同士では、何も問題はないでしょう。
まとめ
「孤独と裏切り」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花としては「エリカ」「カルミア」「ハナズオウ」があります。
人に贈るには向きませんが、創作モチーフとしては、発想を広げてくれるでしょう。