「孤独」という花言葉を持つ花は、お祝いのときなどに贈るプレゼントとしては向いていないかもしれません。
しかし、そんな花言葉がつけられていながらも、見た目は華やかだったり、可愛らしい雰囲気をまとっていたり、いつまでも眺めていたくなるような花もたくさんあります。
花言葉を知っておくと、花を贈り物として選ぶときに役に立つことでしょう。
「孤独」の花言葉を持つ花
ここからは、「孤独」という花言葉をつけられた花をご紹介します。
「孤独」という花言葉をつけられた花でも、語階を与えないようにメッセージカードを添えることで、素敵なプレゼントになるかもしれません。
「エリカ」
ツツジ科エリカ属の「エリカ」は、2月頃から5月頃にかけて、白やピンクなどの可愛らしい花を咲かせます。
花の形はまるで「スズラン」を思わせるフォルムで、小さな花が枝に密集して咲くのが特徴です。
その様子は美しく華やかですが、荒野に佇む様子から「寂しさ」や「孤独」といった花言葉がつけられました。
「ギョリュウモドキ」
「エリカ」と近縁種である「ギョリュウモドキ」は、花の咲き方も「エリカ」と似ています。
しかし、「エリカ」と比べると「ギョリュウモドキ」の萼は大きく、色が花弁に見えることが大きな特徴です。
「ギョリュウモドキ」には、「孤独」という花言葉以外にも「自立」や「旅立ち」などのポジティブな花言葉がつけられています。
「孤独」の似た意味の花言葉を持つ花
他にも、「孤独」と似た意味の花言葉を持つ花はたくさんあります。
その花言葉の由来も含めて、詳しく見ていきましょう。
「アネモネ」
キンポウゲ科イチリンソウ属の「アネモネ」には、「見捨てられた」という花言葉がつけられています。
これは、ギリシャ神話に登場する、アフロディーテに恋したアドニスという少年の悲しい物語が由来です。
アドニスが女神からの忠告を聞かなかったがために、死んでしまったというエピソードから「消えゆく希望」や「恋の苦しみ」という花言葉もつけられています。
「マリーゴールド」
明るく輝く光のような見た目とは裏腹に、「悲しみ」や「絶望」という花言葉を持つ「マリーゴールド」。
これらのネガティブな花言葉もまた、ギリシャ神話の太陽神アポロンにまつわる悲恋の物語が由来になっています。
しかし、その一方で「変わらぬ愛」や「勇気」といったポジティブな花言葉もあるので、もしプレゼントするときには良い花言葉を相手に伝えてあげてください。
「バンクシア」
オーストラリア原産の、ユニークな花を咲かせる「バンクシア」につけられている花言葉は「心地よい孤独」です。
山火事によって焼けることで発芽するという珍しい特徴を持ち、それがこの花言葉の由来にもなっていると言われています。
孤独は孤独でも、一人でいられることを楽しめたら有意義なものになることでしょう。
まとめ
「孤独」を意味する花言葉を持つ花は、「エリカ」や「ギョリュウモドキ」などです。
また、似たニュアンスの花言葉をもつ花としては、「マリーゴールド」や「アネモネ」、「バンクシア」などがあります。
ネガティブな花言葉もポジティブな花言葉も持つ植物が多いので、花言葉にとらわれずに花そのものも楽しんでみてください。