「嫌い」の花言葉を持つ花とは?似た花言葉を持つ花まで徹底解説

「嫌い」の花言葉を持つ花とは? 逆引き

「嫌い」という花言葉の花は、自分が嫌いな人や物を表すメッセージになります。

一方、嫌いと言われて嬉しがる人はいません。

誰かに贈るため、というよりは、うっかり贈ってしまわないよう気を付けるために覚えておくと良いでしょう。

直接的に「嫌い」という花言葉でなくても、そう伝わってしまう場合も気にしておくと安心です。

「嫌い」の花言葉を持つ花

「嫌い」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。

「セキチク(石竹)」

ナデシコ科ナデシコ属の一年草です。

無骨な名前は固い茎の性質を表し、花は「カワラナデシコ」を思わせる、白から赤の可愛らしいものです。

ところが花言葉は「あなたが嫌いです」という、「嫌い」を更にはっきり伝えるような言葉が付きます。

これは古い伝説に由来する花言葉です。

ある地方に、「悪魔が宿る」と言われる岩があり、風や声を出し、人を恐れさせていました。

噂を聞いた「島田時主」という豪傑が、岩に矢を射かけたところ、見事に刺さりました。

岩は静かになり、矢は岩に根付いて「セキチク」になった、というものです。

敵意を持って放たれた矢のイメージで、花言葉が「あなたが嫌いです」になったのです。

他に、豪傑をイメージした「大胆」「快活」「無邪気」「至急」「才能」、花をイメージした「女性の美」「いつも愛して」「粋な愛」などが付いているため、そちらの意味で贈りたい場合は、カードなどで意図を明らかにしましょう。

「トリカブト(鳥兜)」

キンポウゲ科トリカブト属の白から紫、黄色の花で、兜をかぶった人のような形からその名が付きます。

「日本三大毒草」に数えられるほど毒草として有名な事から「人嫌い」という花言葉が付きます。

尚、人間以外にも毒になるので、ペットに食べさせてはいけません。

これは、嫌いな相手に贈るというより、「孤独好き」の表明として伝わるでしょう。

もっとも、仮にSNSアイコンなどにして「察して欲しい」と思っても、空気を読める気の合う人しか遠慮してくれない可能性はあります。

他の花言葉は「栄光」「騎士道」です。

「ヘクソカズラ(屁糞葛)」にも「人嫌い」という花言葉は付いています。

「嫌い」と似た意味の花言葉を持つ花

「嫌い」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。

「インパチェンス」には、「私に触れないで」という強い拒絶の花言葉が付きます。

「スノードロップ」には、「貴方の死を望みます」という、更に「嫌い」が徹底された花言葉が付きます。

これは、西洋の一部地域で「死者に贈る花」として扱われるからで、冤罪に近い花言葉です。

「黒いバラ」の場合「死ぬまで憎みます」で、これはどちらの死かぼかされています。

他に、告白された時、「嫌いなのでつきあえません」という返事をやんわり伝えたいなら、「15本のバラ」「ごめんなさい」「13本のバラ」「永遠の友情」という花言葉があります。

バラには愛の言葉が多く付くため、花色は「友情」という花言葉が付く黄色を選ばないと誤解される可能性はあります。

まとめ

「嫌い」という花言葉を持つ花は「セキチク」「トリカブト」「ヘクソカズラ」です。

似た意味の花言葉を持つ花として「インパチェンス」「スノードロップ」「黒いバラ」「15本の黄色いバラ」「13本の黄色いバラ」などがあります。

「嫌い」という気持ちを伝えるためというより、誤解を与えないために覚えておくと良いでしょう。

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