「失恋」という花言葉の花は、恋に破れた親しい人に寄り添い慰める時に贈るものです。
また、自分が失恋した時に飾り、悲しい気持ちを和らげるのにも良いでしょう。
勿論、単に話題にするだけでは、傷を抉るようなもの。
贈る時は、悲しい気持ちに寄り添いつつ、心が慰められるような花を選びましょう。
「失恋」の花言葉を持つ花
「失恋」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「白いチューリップ」
ユリ科チューリップ属の白花品種です。
親しまれる花で、「チューリップ」自体には「愛の告白」などの花言葉もあるのですが、「白いチューリップ」には、「失恋」という花言葉が付きます。
他に「新しい恋」という花言葉があるため、真っ白な新しい紙を用意し、新しい恋を描くといったイメージです。
恋破れ落ち込む人を、新しい恋に気付かせたいという気持ちが伝わるでしょう。
「失恋」と似た意味の花言葉を持つ花
「失恋」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「タンポポ」
キク科タンポポ属の、黄色く可愛らしいお馴染みの花です。
タンポポの種は、綿毛で遠くへ飛んでいく事から「別離」という花言葉が付いているのです。
他の花言葉は多く「愛の神託」「真心の愛」「誠実」「幸福」「軽薄」「解き難い謎」「楽しい思い出」「また逢う日まで」など、比較的ポジティブな言葉が揃います。
上手く言葉を選べば、元気付ける事が出来るでしょう。
「ミヤコワスレ(都忘れ)」にも「別離の悲哀」「別れ」「また逢う日まで」など、「失恋」により離れる事を連想させる花言葉が付きます。
「黄色いキク(菊)」
キク科キク属の総称です。
日本人に古くから愛されている美しい花で、「高貴」「高尚」と、良い言葉が付きますが、「黄色いキク」には「破れた恋」という花言葉も付いています。
これは西洋で「軽んじられた恋」という花言葉が付いている事からの連想です。
キリスト教圏で黄色は、「イエス・キリスト」を裏切った事で知られる「イスカリオテのユダ」の色とされる事から、「嫉妬」や「裏切り」など、しばしば悪い言葉が付くのです。
恋から立ち直りたいという決意をこめ、部屋に飾るのも良いでしょう。
「アネモネ」にも「儚い恋」という近い表現の花言葉が付いています。
「黄色いスイセン(水仙)」
ヒガンバナ科スイセン属の黄花品種です。
6枚の花弁(萼片)の中央に、ラッパ状の「副冠」が付き、人に語りかけるようです。
花言葉は「もう一度愛して欲しい」といいます。
これは古代ギリシャ神話に由来があります。
冥界の王「ハデス」は、女神「ペルセポネ」を見初め、そのまま冥府へさらってしまいました。
娘の不在に気付いた母親の女神「デメテル」が現場で見つけたのが、「黄色いスイセン」だけだったのです。
世界中を探し回る母の気持ちを表す言葉ですが、「失恋」した時とも合うでしょう。
別れた恋人に贈りたくなる言葉ですが、相手も何かしら復縁を望んでいる時でない限りは、やめておきましょう。
逆にそれでよりを戻せるようであれば、また軽々しく「別れる」と言い始めるという事です。
まとめ
「失恋」という花言葉を持つ花は「白いチューリップ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「タンポポ」「ミヤコワスレ」「黄色いキク」「アネモネ」「黄色いスイセン」などがあります。
贈る時は、相手の心を慰められるような花を選びましょう。
