「多幸」とは、文字通り幸せが多い事や、非常に幸せな事を指します。
「ご多幸をお祈りします」というと、ややかしこまった場面の決まり文句です。
「多幸」という花言葉の花は、会社関係のお祝いの挨拶として贈ったり、メッセージに画像として添えるのに向きます。
配偶者の親戚などにも良いでしょう。
勿論身内でも問題ありません。
定型の言葉も、花言葉として伝えれば、柔らかに伝わるでしょう。
「多幸」の花言葉を持つ花
「多幸」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ガジュマル」
沖縄の樹として知られる「ガジュマル」は、クワ科イチジク属の熱帯性の常緑樹です。
アジアの熱帯から亜熱帯域に分布します。
多数分岐して伸びる気根が垂れ下がり、土台や幹に絡みつきながら独特のシルエットの大木になっていきます。
沖縄では、ガジュマルに精霊の「キムジナー」が棲み着くという伝説があります。
キムジナーが、大漁を呼び寄せるとされている事や、多数垂らした枝が繁っていく様子から「多幸」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「たくさんの幸せ」「健康」です。
いずれも良い意味の花言葉です。
観葉植物として、結婚祝いや開業祝いに贈るのに向きます。
「多幸」と似た意味の花言葉を持つ花
「多幸」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「クリンソウ(七階草)」
サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。
草丈50cm程で、直立した茎にぐるりと白から紅紫の小花を咲かせた「段」が出来ていきます。
この様子から「幸福を重ねる」という花言葉が付きます。
幸福が敷き詰めるだけでなく、重なるほどあるなら「多幸」と言って間違いないでしょう。
他の花言葉は「物覚えの良さ」「物思い」「少年時代の希望」です。
子供時代の夢を実現出来た友人へのお祝いに特に合います。
「クラスペディア」
まん丸な花が可愛らしい「クラスペディア」は、キク科クラスペディア属の一年草です。
茎先に黄色い小花が集まり、綺麗な玉状になります。
簪か木琴のバチを思わせる形です。
ドライフラワーにしても美しさが保たれる事から「永遠の幸福」という花言葉が付きます。
少量の幸福では引き延ばせばいずれは足りなくなりますから、当然「多幸」と近い意味でしょう。
他の花言葉は「心の扉を叩く」「個性的」です。
個性溢れる魅力的な商品を扱う会社の創立記念などによく合います。
他にも「幸福」「金運」「健康」など、「多幸」と近い花言葉を持つ花は多く、相手に合わせて様々なものが選べるでしょう。
まとめ
「多幸」という花言葉を持つ花は「ガジュマル」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「クリンソウ」「クラスペディア」他多数です。
少し固い言葉ですが、花言葉になっていれば、柔らかく伝えられるでしょう。