「変化」という花言葉の花は、良くも悪くも「変わった」相手に対する贈り物になります。
人以外にも、変化を続ける街の景観とも合うでしょう。
生きる事は変わる事であり、変化の途中は少々不格好にも見えるものです。
基本的には良い事と思いながら、相手の変化後の姿に合った花を選ぶと、良い贈り物になるでしょう。
「変化」の花言葉を持つ花
「変化」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ワレモコウ(吾亦紅)」
バラ科ワレモコウ属の多年草です。
草原に咲く野の花で、黒みがかった赤い花が、花穂の上から下に咲いていく様子から「変化」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「物思い」「愛嬌」で、可愛さを増した恋人への愛情表現として贈ったり、親戚の子供の成長を褒める時に向きます。
「ルリハコベ(瑠璃繁縷)」
サクラソウ科ルリハコベ属の一年草です。
花弁5枚の青紫の可憐な花を咲かせますが、晴れた日にしか開かず、曇りでも閉じてしまう事から「変化」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「変身」「変わり身」「恋の出会い」「追想」「約束」など、可愛らしいイメージで、恋人へ贈るのに良いでしょう。
但し予定変更の連絡に添えると、今までの「約束」が「変化」ことを伝えているのか、これから「変化」する予告なのか混乱するので、重要な連絡は簡潔にしましょう。
「アスター」
キク科シオン属(アスター属)の総称です。
園芸上では旧分類のまま「アスター」と呼ばれ、非常に多くの色や形が混じり「変化」に富む事から、この花言葉が付いています。
他に、「追憶」「同感」「信じる恋」などの花言葉が付き、成長して魅力を増した幼馴染みなどへ贈るのに向きます。
「変化」と似た意味の花言葉を持つ花
「変化」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
花色が変わり「シチヘンゲ(七変化)」の別名がある「ランタナ」は「心変わり」。
意味が近い「移り気」は「アジサイ(紫陽花)」「ダリア」につきます。
「16本のバラ」にも「ころころ変わる不安定な愛」という、花言葉があるため本数に注意が必要です。
装いで見違えたなら「ベニバナ」の「化粧」「装い」があります。
逆に変化しないものなら「アスパラガス」が「無変化」「不変」という花言葉で、常緑の植物などによく付く花言葉です。
生きた花は開いてしぼむ時間を楽しむもののため、花自体が元々ある程度「変化」というニュアンスを含みます。
まとめ
「変化」という花言葉を持つ花は「ワレモコウ」「ルリハコベ」「アスター」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ランタナ」「アジサイ」「ダリア」「16本のバラ」「ベニバナ」、逆の意味で「アスパラガス」などがあります。
悪く見える変化も、良い変化への過程とポジティブにとらえ、好ましい花を選びましょう。