「嘘」という花言葉の花は、どうにも悪いイメージがあります。
避けた方が良い花という事になりますが、一方、「嘘」には手品師や漫画家などが操る、「魅力的な嘘」というのも存在します。
また、パズルや創作などで、ギミックの1つとして織り込むのも楽しいでしょう。
状況に合わせ、柔軟に花を選びましょう。
「嘘」の花言葉を持つ花
「嘘」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「イヌホオズキ(犬鬼灯)」
ナス科ナス属の一年草です。
属名からも分かる通り、葉の間は野菜の「ナス」に見えるのですが、白い花が咲いたと思うと、色以外はナスに似ても似つかない果実が実るのです。
これを間違えて育てさせられた人の無念や怒りの気持ちから「嘘」「嘘つき」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「真実」ですが、騙す時は真実を織り交ぜた方が効果的なのは間違いありません。
虚実入り混じる作風の小説家の友人などへ贈るのに向きます。
「キブシ(木五倍子)」
キブシ科キブシ属の落葉樹です。
クリーム色の小花を多数咲かせ、果実はかつて黒い染料(五倍子)の代用とされました。
遠目に白っぽい果実のような花を付けながら、本物の果実は黒の染料になる事で、白黒がひっくり返ってしまう「嘘」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「待ち合わせ」「出会い」で、本来良い意味ですが「嘘」とは大変相性が悪い言葉です。
待ち合わせに遅刻する人を批判して送ると意味は合いますが、そういう人の反省の弁は「嘘」なので、効果は期待すべきではありません。
「嘘」と似た意味の花言葉を持つ花
「嘘」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
虫を騙す食虫植物の「モウセンゴケ(毛氈苔)」には「詐欺」「不誠実」という、一層深刻な「嘘」を表す花言葉が付きます。
「キンギョソウ(金魚草)」「シダレザクラ」は、本当の顔を隠して「嘘」の姿を見せているという意味の「ごまかし」です。
具体的な言い方の「偽りの魅力」は、「ダチュラ(チョウセンアサガオ)」に付きます。
まとめ
「嘘」という花言葉を持つ花は「イヌホオズキ」「キブシ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「モウセンゴケ」「キンギョソウ」「シダレザクラ」「ダチュラ」などがあります。
通常は相手との関係性を悪くする、避けるべき花ですが、相手の立場次第で良い意味で使える場合もあります。
創作などに利用するのも良いでしょう。