「君を離さない」という花言葉は、文字通り困難を押してでも離れたくない人がいる時に使えるものです。
例えば恋人との交際を周囲から反対されている時、経済的理由などで愛する人との結婚が困難な時、夫婦仲に大きなひびが入るようなトラブルが起こった時などに役立ちます。
ただし相手によっては束縛されていると感じる可能性があるので、使い時は慎重に選んだ方が良いでしょう。
もちろんこの花言葉に見合うくらいの頼もしさを見せることも必要です。
「君を離さない」の花言葉を持つ花
「君を離さない」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「イカリソウ」
イカリソウはメギ科イカリソウ属の花です。
その名の通り、花は船の錨に似た形をしています。
また錨が船を繋ぎ止めるイメージから「君を離さない」「あなたを離さない」「あなたを捕まえる」といった花言葉が与えられました。
加えて船が大海原へと旅立っていくイメージから「旅立ち」という花言葉もあります。
ギフトとして人気というわけではなく、観賞用として栽培される山野草の一種といった立ち位置ですが、ユニークな花言葉を持っていたり花の姿が独特だったりすることもあり贈り物にすれば相手に強い印象を残せるかもしれません。
なお余談ですが若い花や葉は食用になり、和え物や炒め物、天ぷらなどとして楽しむことができます。
加えて強壮、腰痛の改善などといった効能のある生薬の原料にもなるそうです。
「君を離さない」と似た花言葉を持つ花
世の中には「死んでも離さない」というさらにユニークで強い花言葉を持つものがあります。
それはアイビーです。
アイビーは最もポピュラーなつる性植物のひとつで、壁面緑化にもよく使われています。
支柱なしで垂直な壁を這い上ることができるくらい張り付く力が強く、成長も早いので育てるだけなら非常に簡単です。
一方、アイビーの根はビルの壁にさえ深く食い込むので建物も含めた壁面緑化の管理は難易度が高め。
またこの張り付く力や生命力の強さが「死んでも離さない」という花言葉の由来であると考えられています。
使うシーンやタイミングは「君を離さない」以上に選びますが、うまく使えれば非常に強い印象を相手に与えることができるでしょう。
まとめ
「君を離さない」という花言葉を持つ花はイカリソウです。
これはどうしても離れたくない人がいる時などに役立ってくれるでしょう。
またアイビーには「死んでも離さない」という似た花言葉があります。
どちらも使い時を選ぶ花言葉なので、どう使うかは慎重に考えたいものです。
