愛の告白の場面で花が大きな役割を果たすことは少なくありません。
愛の伝え方、愛の言葉はいくつもありますが、今回はストレートに「君を愛す」と伝えられる花言葉を持つ植物について紹介します。
「君を愛す」の花言葉を持つ花
「君を愛す」の花言葉を持つ花は「赤いアネモネ」です。
キンポウゲ科アネモネ属、和名では紅花翁草、花一華、牡丹一華などと表記されるアネモネ全体を指す花言葉は「あなたを愛します」、「はかない恋」ですが、「赤いアネモネ」は「君を愛す」と愛の強い意志を示してくれる花言葉となっています。
「赤いアネモネ」
ギリシア神話の中に愛と美の女神アフロディーテとアドニスと呼ばれる若者の話があります。
アフロディーテに溺愛されていたアドニスは、狩猟の最中に猪に突き殺されてしまいます。
アフロディーテは嘆き悲しみ、アドニスから流れ出た真っ赤な血を「赤いアネモネ」に変えて、アドニスとの思い出に浸ったとされます。
アドニスの血から生まれた「赤いアネモネ」はアフロディーテからアドニスへの「君を愛す」というメッセージを表現しているのです。
「君を愛す」に関連した花言葉を持つ花
「君を愛す」以外にも、愛の告白にぴったりの花言葉を持つ植物はいくつもあります。
「あなたを愛しています」の花言葉を持つ「赤いバラ」、「赤いキク」、「愛の告白」の花言葉を持つ「赤いチューリップ」、「ベゴニア」など赤い花びらを持つ植物に愛にまつわる花言葉が多いです。
「赤いバラ」
愛を象徴するバラ、特に「赤いバラ」には「あなたを愛しています」という花言葉があります。
バラの花は本数の違いによっても花言葉が変わってくるのですが、愛の告白であれば「赤いバラを3本」が意味する「愛しています」がぴったりです。
「赤いキク」
気高く、気品に満ちた花姿から「高貴」、「高潔」、「高尚」といった花言葉を持つキクですが、「赤いキク」に関してはその色のイメージから「あなたを愛しています」という花言葉がつけられてます。
「赤いチューリップ」
「赤いチューリップ」の花言葉は「愛の告白」です。
バラと同じくチューリップも本数によって花言葉の意味合いが変わってくる植物で、代表的なものを挙げると1本が「あなたが運命の人」、3本が「愛している」、4本が「一生愛し続ける」、11本が「最愛」、12本が「恋人になって」となっています。
「ベゴニア」
4月から10月にかけて鮮やかな花を咲かせる「ベゴニア」ですが、「愛の告白」の花言葉をはじめ、「幸福な日々」、「片思い」といった恋愛に関する花言葉がつけられたのは葉っぱの形に由来するといわれます。
「ベゴニア」の葉は、多肉質でハートの形をしており、このことが「愛の告白」という花言葉がつけられた所以だとされます。
まとめ
愛の告白の中でも「君を愛す」という言葉は、強い意志を秘めた言葉であるように感じます。
さまざまな告白のシチュエーションの中で、自分の気持ちにぴったりの花言葉を見つける参考になさってください。
