「助ける」という花言葉の花は、困っていたり、辛い状況にある人へ贈り慰めるのに向きます。
何かと誰かを助けする人を讃えて贈る事もできます。
一方、助けて欲しいと訴える時にも意味は合いますが、言葉を足さないと少々伝わりにくいでしょう。
困っている人は、「助けたい」という気持ちそのものに救われる事があります。
相手の気を楽に出来るような花が選べれば、後の展開が好転しやすいでしょう。
「助ける」の花言葉を持つ花
「助ける」という花言葉を持つ花は、ありません。
「助ける」と似た意味の花言葉を持つ花
「助ける」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「センブリ(千振)」
リンドウ科センブリ属の二年草です。
花は花弁5枚で、花弁には筋模様が入り、外はやや紫がかります。
薬草として民間薬に使われますが、非常に苦く「千回振り出してもまだ苦い」という意味で付いたのが「千振」の名です。
この薬効から「弱い者を助ける愛」「義侠の愛」という、「助ける」という意味を含んだ花言葉が付きます。
他の花言葉としては「はつらつとした美しさ」「安らぎ」で、人助けする人を褒めたり、感謝を伝えるのに向きます。
「ムラサキケマン(紫華鬘)」
ケシ科キケマン(黄華鬘)属の越年草です。
花は赤紫色の筒状で、茎に連なって咲きます。
有毒ですが、生薬としても利用された事から「あなたの助けになる」「助力」という「助ける」と近い花言葉が付いています。
他の花言葉は「喜び」で、「喜んで助けましょう」というニュアンスなら問題ありませんが、「相手が困っている状況を喜び面白がっている」と伝わらないように、言い方には気を付けましょう。
「ソバ(蕎麦)」
タデ科ソバ属の一年草です。
花色は白から赤で、その後実る果実が「蕎麦」の原料になります。
冷涼で乾燥した環境を好みますが、これが「イネ」と真逆で、米が出来ない状況で育ちやすいため、飢饉の救荒食物としても利用されました。
このため「あなたを救う」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「喜びも悲しみも」「幸福」「懐かしい思い出」で、親しい人を助けようと申し出る時に合います。
蕎麦屋に誘って、悩み事を聞き出すのも良いでしょう。
「あなたを救う」という花言葉は、他に「アキメネス」にも付いています。
まとめ
「助ける」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花として「センブリ」「ムラサキケマン」「ソバ」「アキメネス」などがあります。
相手の気持ちに合った花を選べば、よりその後の話も進め易いでしょう。