「共に生きる」という花言葉の花は、配偶者や家族のために贈ったり飾ったりし、一生の愛情を伝えるものです。
プロポーズにも意味が合いますが、少々ムードに欠ける言葉と言えます。
他に、生まれたところは違っても、死に場所は一緒という親友同士で贈り合うのも良いでしょう。
今後の人生を共に歩む節目になるような、互いが納得出来るような花を選びたいものです。
「共に生きる」の花言葉を持つ花
「共に生きる」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「フジハタザオ(富士旗竿)」
アブラナ科ヤマハタザオ属の多年草です。
「富士」を名に持つ通り富士山固有種で、標高2000mを越える森林限界に生育します。
高山植物にしてはやや背が高く直立する茎の先に、花弁4枚の白い花を複数まとまって咲かせます。
厳しい環境の中で身を寄せ合う花の姿が、「共に生きる」という花言葉の由来です。
他の花言葉は「愛の絆」で、共に歩んでいきたい配偶者へ贈るのに向きます。
尚、稀少な高山植物のため、生花に手は触れず、贈るのは画像だけにしましょう。
「共に生きる」と似た意味の花言葉を持つ花
「共に生きる」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「フウセンカズラ(風船葛)」
果実に特徴のある「フウセンカズラ」は、ムクロジ科フウセンカズラ属の一年草です。
花は直径5mmほどで、白い花弁が4枚つきます。
その後実る、「ホオズキ」か紙風船を思わせる果実が、名前の由来です。
その後出来る種子は、黒地に白い部分が付き、ハートマークか猿の顔のように見えます。
ハートを抱えた風船が空に飛んでいくという連想で、「あなたと共に」という「共に生きる」に近い花言葉が付いています。
他の花言葉は「いっしょに飛びたい」「飛翔」「多忙」「期待」「魅力ある性格」で、新たな人生へ共に飛び立つ結婚や、新居をかまえた時などに飾ると良いでしょう。
他に、「カタバミ(方喰)」にも同じ「あなたと共に」という花言葉が付きます。
「モッコウバラ(木香薔薇)」
バラ科バラ属の蔓性の常緑樹で、蔓に棘はありません。
花は白から淡い黄色で、一重咲きも八重咲きもあり、小花が一塊になって咲きます。
トゲが無く、蔓が絡みついても危険がない事から、一緒にいても苦痛がなく心地よい人、つまり「あなたにふさわしい人」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「初恋」「幼い頃の幸せな時間」「素朴な美」「純潔」などがあり、特に初恋からそのまま結婚した配偶者に良いでしょう。
他に「ニリンソウ(二輪草)」の「ずっと離れない」、「シザンサス(胡蝶草)」の「あなたと踊ろう」、「黄色いヒヤシンス」の「あなたとなら幸せ」など、「共に生きる」またはそうしたいという花言葉を持つ花は多数あります。
尚、「クワ」の「共に死のう」は逆の意味ですが、老齢になり最期の時間まで共に過ごしたい、一緒の墓に入りたいというニュアンスなら、「共に生きる」と同じ意味になります。
まとめ
「共に生きる」という花言葉を持つ花は「フジハタザオ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「フウセンカズラ」「カタバミ」「モッコウバラ」「ニリンソウ」「シザンサス」「黄色いヒヤシンス」「クワ」などがあります。
今後、一緒に生きる人として納得出来るような、双方が気に入る花を選びましょう。