「先見の明」とは、何かが起きる前に、それに気付ける見識がある事を表します。
「先見の明」という花言葉の花は、分析力に優れ、先を見ながら仕事が出来る人へ贈るのに向きます。
自分が身に付けたいスキルとして、身の回りに飾るのも良いでしょう。
一方、中途半端に「先見の明が身に付いた」と思い、人に先んじて迂闊に行動すると、「勇み足」になってしまう事があるため、見極めが大切です。
「先見の明」の花言葉を持つ花
「先見の明」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ソヨゴ(冬青)」
モチノキ科モチノキ属の常緑樹で、赤い果実を付けます。
冬でも繁る緑の葉から、「冬青」の文字があてられます。
葉には水分が多く含まれ、後に来るかも知れない乾燥に耐える事、葉に紅色の色素が含まれ、果実より前に赤い色が採れる事などから、「先見の明」という花言葉が付きます。
先が見通せる、察しの良い人へ贈るのに向きます。
「イチゴ(苺)」
バラ科オランダイチゴ属の、スイーツなどでお馴染みの果実です。
昔、ヨーロッパで「イチゴ」の茎や葉を漬けた水で目を冷やすと視力が良くなる、との言い伝えがあった事から、「先見の明」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「尊重と愛情」「幸福な家庭」「あなたは私を喜ばせる」「甘い香り」「清浄」「無邪気」「成果を上げる」などがあります。
意味は様々なので、相手に合わせて添えると良いでしょう。
「ヒイラギ(柊)」
モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。
トゲトゲした葉に特徴があり、防犯のため生け垣に植える事もあります。
犯罪に前もって備えるという意味で「先見の明」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「先見」「用心」「用心深さ」「保護」「歓迎」「剛直」です。
物事に慎重で安定した人へ贈るのに向きます。
「先見の明」と似た意味の花言葉を持つ花
「先見の明」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ツワブキ(石蕗)」
キク科ツワブキ属の黄色い花です。
春になる前に開花し、種も飛ばしてしまう事から「先を見通す能力」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「困難に負けない」「愛よ蘇れ」「謙譲」「謙遜」などです。
他に「先見の明」に近い花言葉としては、「ロウバイ(蝋梅)」に「先見」、「キンギョソウ(金魚草)」に「予知」があります。
まとめ
「先見の明」という花言葉を持つ花は「ソヨゴ」「イチゴ」「ヒイラギ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ツワブキ」「ロウバイ」「キンギョソウ」があります。
先の見通しを立て、他に先んじて動く事は大事ですが、勇み足にならない慎重さも必要です。
