「二面性」という花言葉の花は、普段と別の顔を持ち、それが魅力になっている人へ贈るのに向きます。
勿論、陰で人の悪口を言うような、好ましくない「二面性」でも意味は合いますが、花を贈り接近する価値はありません。
「二面性」の花言葉を持つ花
「二面性」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「カラスウリ(烏瓜)」
ウリ科カラスウリ属の蔓性の多年草です。
花は白く花弁は5枚程度で、縁から白い糸状の組織が大きく広がり、空気に溶けかけているような独特なシルエットになります。
受粉後はスイカのような縞のある果実が実り、その後オレンジ一色に熟します。
花が日没後にしか開かず、人目を忍ぶ様子から付いた花言葉が「男嫌い」です。
一方、種には結び目のような出っ張りがある事から「結び文」つまりラブレターに喩えた「よき便り」という花言葉が付きます。
これらを合わせて「二面性」という花言葉が付いているのです。
仕事は生真面目で、趣味では思い切り羽目を外すような、付き合って楽しい友人へ贈るのに向きます。
「ナベワリ」
ヒャクブ科ナベワリ属の多年草です。
花は淡い緑色で、葉の腋からぶら下がるように飛び出して咲きます。
地味ながら可愛らしさがある花は有毒で、「舐めたりしたら舌が割れるように痛む」という理由から「舐め割り」、これが転じて「ナベワリ」という名がついています。
この見た目に反した毒性から、「二面性」という花言葉が付いています。
誰かに贈るには向きませんが、人に侮られないような面を持ちたいという意味で、スマホの待ち受けにするには良いでしょう。
「二面性」と似た意味の花言葉を持つ花
「二面性」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ヒイラギ(柊)」
モクセイ科モクセイ属の常緑樹で、尖った葉が特徴です。
そして「ギンモクセイ」に似た白い小花が咲き、良い香りを漂わせます。
ここから「用心深さ」と「歓迎」という、相反する「二面性」のある花言葉を持ちます。
他の花にも、愛憎混じった花言葉や、複数由来で矛盾する花言葉、実在しなかった頃と開発成功した後の花言葉が共存している状況などがあります。
まとめ
「二面性」という花言葉を持つ花は「カラスウリ」「ナベワリ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ヒイラギ」などがあります。
裏表を持つというと、悪い意味になりやすいですが、意外で魅力的な面があるという意味なら、使う場面もあるでしょう。