年の若い女性を指して乙女と言いますが、元々の語源は「若返る」を意味する「おと(をと)」と「め(女)」から成り立つ言葉です。
現代においては若い女性という意味だけではなく、汚れを知らない純真な少女を指すことが多い乙女という言葉ですが、フレッシュさを持った女性の様子を指して「乙女らしさ」ということもあります。
今回は「乙女らしさ」の花言葉を持つ植物について紹介していきます。
「乙女らしさ」の花言葉を持つ花
「乙女らしさ」の花言葉を持つ植物は「ヒナゲシ」です。
「ヒナゲシ」はケシ科ケシ属のヨーロッパ原産の植物です。
ギリシア神話、戦国時代の中国の故事にも「ヒナゲシ」は登場するなど、古くから愛される植物であったようです。
「ヒナゲシ」
「ヒナゲシ」の名前はケシ科の植物の中でも比較的サイズが小ぶりであるため「雛芥子」と名付けられました。
「虞美人草」という別名も持っていますが、これは中国、戦国時代に活躍した武将項羽の妻、虞姫の墓のそばに咲いた花が「ヒナゲシ」であったことに由来しています。
「乙女らしさ」の花言葉の他にも「七色の恋」、「別れの悲しみ」、「心の平穏」、「休息」といった花言葉も持っています。
「乙女らしさ」の似た意味の花言葉を持つ花
「乙女らしさ」の似た意味の花言葉を持つ花は「プルメリア」、「カラー」、「コウテイダリア(皇帝ダリア)」などです。
これらについても順番に紹介していきます。
「プルメリア」
「プルメリア」はキョウチクトウ科インドソケイ属の熱帯アメリカ原産の植物です。
ハワイではレイや髪飾りとして利用されているため、ハイビスカスと同様に南国のイメージの花として親しまれています。
花言葉は「内気な乙女」、「気品」、「陽だまり」、「恵まれた人」、「情熱」などです。
「カラー」
サトイモ科ザンテデスキア属の「カラー」は南アフリカ原産の植物ですが、かつてオランダ船で日本に運ばれてきたことから「オランダカイウ(阿蘭陀海芋)」と和名では呼ばれます。
花言葉は「乙女のしとやかさ」、「華麗なる美」、「清浄」です。
「コウテイダリア(皇帝ダリア)」
「コウテイダリア(皇帝ダリア)」はキク科テンジクボタン属の植物です。
一般的なダリアは草丈1mほどなのに対し、「コウテイダリア(皇帝ダリア)」は草丈は大きいもので6mまで成長することで知られています。
淡いピンクの花を咲かせる姿から「乙女の真心」、「乙女の純潔」という花言葉がつけられています。
まとめ
「乙女らしさ」の花言葉を贈ることは、フレッシュな雰囲気の女性にその人が持つ可愛らしさを伝えるのに適しています。
自分の気持ちに合う花言葉を選ぶ参考になさってください。