「不滅の愛」という花言葉の花は、決して壊れない愛を誓う、プロポーズや結婚式のディスプレイに向きます。
家族や一族への愛情として、庭に植えたり墓標に刻むのも良いでしょう。
人間相手にこだわらず、一生の趣味の道具入れに、画像を付けても意味が合います。
一方、会社経営者の立場から、地域社会や社員への気持ちとして飾る、というのはやめましょう。
嘘は、それを信じさせる普段の姿があって成り立つものです。
「不滅の愛」の花言葉を持つ花
「不滅の愛」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「カレープラント(イモーテル)」
キク科ヘリクリサム属の多年草です。
花は黄色い筒状花のみで構成されており、花弁(舌状花)はありません。
カレーのような香りのあるハーブで、これが名前の由来になっています。
香料や生薬として利用されますが、カレーには使いません。
乾燥させても色や形が変わらない事から「イモーテル(不滅)」という別名が付いています。
薬の愛情深いイメージとドライフラワーで長持ちする性質が、花言葉「不滅の愛」の由来です。
他の花言葉は「不死」「黄金の輝き」「刺激」で、いずれも良い言葉です。
長く同じ趣味に没頭する友人などへ贈るのに向きます。
他に「紫のチューリップ」にも「不滅の愛」という花言葉は付きます。
「不滅の愛」と似た意味の花言葉を持つ花
「不滅の愛」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「トケイソウ(パッションフラワー)」
トケイソウ科トケイソウ属の蔓性の多年草です。
花色は白から赤、黄色です。
「時計」の名前の通り、花弁が「本体」、細かい花弁の副花冠が「文字盤」、3つに分かれた雄しべが「長針、短針、秒針」と連想出来る不思議な形になっています。
一方、雄しべを「釘」、副花冠を「茨の冠」、花柱を「処刑台」に喩え、「イエス・キリストの受難(パッション)」を表している、という解釈で付いた花言葉が「聖なる愛」です。
キリスト教において、キリストの愛が滅びる事は想定されていないため「不滅の愛」と同義と言えるでしょう。
他の花言葉は「受難」「宗教的情熱」「信心」「熱情」「奇抜」と、キリスト教寄りの言葉が揃います。
「ツワブキ(石蕗)」
キク科ツワブキ属の常緑の多年草です。
花期は10月から12月、花は黄色い一重のキクで、葉は光沢があり、形はフキに似ています。
寒冷地では地上部分が枯れて真冬を越し、春にまた芽を出す事から「愛よ蘇れ」という花言葉が付いています。
「歯亡びて舌存す」といいますが、丈夫にして守るよりも、再生能力がある方が「不滅の愛」には辿り着けるでしょう。
他にも「不滅」や「永遠の愛」など近い意味の花言葉を持つ花は多くあるため、愛の内容などに合わせて使い分けられるでしょう。
まとめ
「不滅の愛」という花言葉を持つ花は「カレープラント」「紫のチューリップ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「トケイソウ」「ツワブキ」他多数です。
選択肢は多いため、愛の形に合わせた花が選べるでしょう。