「不公平」とは、「公」つまり、所属する集団の人達から見て、判断や行動が偏っている事を指します。
従って、「不公平」という花言葉の花は、非難や、あなたが相手を「そう扱う」という宣言になります。
非難の言葉を誰かに贈るには向きませんが、自分の戒めとして、スマホの待ち受けなどにするには良いでしょう。
「不公平」の花言葉を持つ花
「不公平」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ホップ」
ビール原料として知られる、緑色が鮮やかな「ホップ」は、アサ科カラハナソウ属の蔓性の多年草です。
一般的に「ホップの花」と認識されているのは、花を覆う「毬花」の部分になります。
ビール造りに大事なのは、雌花の内側で作られる「ルプリン」という黄色い樹脂です。
このルプリンは、受粉すると減ってしまうため、通常のホップ畑では雌株しか育てません。
この雌雄の比率から「不公平」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「希望」「軽快」「不法」と、良いものと悪いものが混じるため、贈る時はどちらの意味かはっきり伝えましょう。
尚、いつもワリカンをごまかす人に、察して貰おうと思って贈っても意味はありません。
彼らは分かってやっています。
「不公平」と似た意味の花言葉を持つ花
「不公平」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「スイセン(水仙)」
ヒガンバナ科スイセン属の総称です。
花弁が前後3枚ずつに分かれて付き、中央にラッパか突き出した唇のような副花冠が付きます。
花色は白、黄色、ピンク、オレンジなどがあります。
美しい花ですが、「エゴイズム」という、自分の利益ばかり重視する「不公平」な考えを表す花言葉が付きます。
これは古代ギリシャ神話に由来するものです。
昔、「ナルキッソス」という美少年が、呪いにより自分の姿しか愛せなくなりました。
自分を映す泉から立ち去れなくなった彼は、やがて衰弱して息絶え、その後、美しい「スイセン」に生まれ変わりました。
「エゴイズム」という花言葉は、彼が自分を愛する様子から付いたものです。
他の花言葉は「自己愛」「自尊心」「片想い」「気高さ」「神秘」などがあります。
「エゴイズム」は悪い意味で語られやすいですが、主語を大きくして個人的要求を公益と騙るよりは、正直で好感が持てる態度です。
誰かに譲ってばかりで、自分を出せない人の助言としてなら、良い意味で贈られるでしょう。
「ブーゲンビリア」
オシロイバナ科ブーゲンビリア属の熱帯性の低木です。
花は先の尖った花弁を3枚か6枚つけます。
花は白から赤、オレンジです。
燃え上がるような花色から、目を惹く様子、または情熱的な気持ちの連想で「あなたしか見えない」という花言葉が付きます。
「あなた」以外は見ないのですから、当然「不公平」な態度と言えるでしょう。
他の花言葉は「情熱」「溢れる魅力」「秘められた想い」「私はあなたを信じます」「薄情」などです。
良い言葉と悪い言葉が混じるため、誤解されそうな相手には、はっきり意図を伝えましょう。
他に、「不公平」が連想されそうな花言葉としては「不信感」が「ラベンダー」、「疑い」が「カンナ」、「疑惑」が「アンズ(杏)」などに付きます。
まとめ
「不公平」という花言葉を持つ花は「ホップ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ホップ」「スイセン」「ブーゲンビリア」「ラベンダー」「カンナ」「アンズ」などがあります。
見方次第で何が「不公平」になるかは流動的であり、良い意味にも悪い意味にもなるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。