「一緒にいたかった」という花言葉の花は、思いがけない事で離ればなれになる恋人へ贈るのに向きます。
転校などで転居する友人にも良いでしょう。
気持ちを伝え、記憶に残るような花を贈れば、思い出は長く残ります。
一方、心が離れて別れる恋人や配偶者は、贈っても響きません。
どうしても引き留めるなら、言葉でなく態度で示すしかないでしょう。
「一緒にいたかった」の花言葉を持つ花
「一緒にいたかった」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「フタリシズカ(二人静)」
センリョウ科チャラン属の多年草です。
直立した茎に小さい花が並んで咲きますが、しばしばこれが2本並ぶ事から、能楽の「二人静」と絡めて名付けられたものです。
この「静」とは、「源義経」の愛妾「静御前」を意味します。
静御前は、北へ逃げる義経と別れた後、「源頼朝」に捕らえられます。
彼女は尋問の途中、頼朝の前で「苧環の歌」を唄い踊り、義経への変わらぬ気持ちを見せたのです。
ここから「いつまでも一緒に」という、「一緒にいたかった」とほぼ同じ花言葉が付きます。
他の花言葉は「静御前の面影」です。
単に一緒にいたい恋人などに贈っても合いますが、別れの気配がどこか付きまとうため、他の花を足して補うのも良いでしょう。
「一緒にいたかった」と似た意味の花言葉を持つ花
「一緒にいたかった」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「アングレカム」
ラン科アングレカム属の多年草です。
星形の花弁と中央から伸びる花弁が組み合わさった形で、花色は白です。
星のイメージから「祈り」、木や岩に着生する性質から「いつまでもあなたと一緒」という花言葉が付きます。
別れの気配は薄いですが、「一緒にいたかった」と比較的近い意味の花言葉です。
別れる相手にも、ずっと一緒にいたい相手にも合います。
「エンドウ(豌豆)」
マメ科エンドウ属の1年草または2年草です。
「エンドウマメ」「グリーンピース」「キヌサヤ」などが含まれます。
花は蝶型で花色は白、紫、赤です。
古くから人類と共にあった野菜のため「いつまでも続く楽しみ」と「永遠の悲しみ」という相反する花言葉がつきます。
楽しみから悲しみの感情が「一緒にいたかった」という花言葉と意味が合います。
他の花言葉は「必ず来る幸福」「約束」で、「一緒にいたかった」と悲しみ落ち込む人を慰めるのに向きます。
まとめ
「一緒にいたかった」という花言葉を持つ花は「フタリシズカ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「アングレカム」「エンドウ」があります。
相手の気持ちに残るような花を選べば、思い出は長く残り続けるでしょう。