「ワチガイソウ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ワチガイソウ」の花言葉とは? 花言葉

「ワチガイソウ」はナデシコ科ワチガイソウ属の多年草です。

まだ名前が付けられていなかった頃に、本種の盆栽に無名の印として「輪違いの符号」が付けられたことがその名前の由来であると言われています。

見どころは凛とした雰囲気の真っ白な花。

それはたいてい5枚の花びらを持っており、その下には星形に並ぶ緑色の5枚の萼片が、その上には先が赤紫色で目立つ10個ほどの雄しべがあります。

開花期は4〜6月。

花の大きさは約1cm、草丈は8〜15cmほどです。

「ワチガイソウ」の花言葉

「ワチガイソウ」の花言葉は「誤解を解きたい」です。

その由来は不明ですが、「輪違いの符号」から「ワチガイソウ」と呼ばれるようになったことが関係している可能性があります。

花からすれば「自分は本当は輪違いって名前じゃないよ」と言いたいところでしょうか。

それはさておき、花言葉は非常に使い所が分かりやすいものです。

例えば不倫や浮気を疑われた時、悪事の犯人だと疑われた時、いまいち人間関係が上手くいかない時などに適しているでしょう。

ただし「ワチガイソウ」は個体数が少ないうえ、市場での取り扱いもありません。

また同じ花言葉を持つものとしてヘクソカズラがありますが、こちらも贈り物にはいまいち向かないでしょう。

「ワチガイソウ」の豆知識

「ワチガイソウ」は日本の本州(岩手県以南)、四国、九州、それから中国大陸に分布しています。

ジメジメした環境を好む花で、山地の林内や林縁、渓流の近くなどで見ることができるでしょう。

ただし多くの地域で個体数の減少が懸念されており、福島県、茨城県、東京都などでは絶滅危惧Ⅰ類に、三重県、島根県、岡山県などでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

また同じナデシコ科ワチガイソウ属の仲間であるワダソウとは混同されることがあるようです。

両者とも姿形はよく似ており、付ける花もまたそっくりなものなのですが、ワダソウの開花期は4〜5月で、ワダソウの花の花びらの先にはサクラの花と同じような切れ込みがあるなどの点で見分けられる可能性があります。

なおヒゲネワチガイソウという同属の仲間もありますが、こちらは花びらが細長いうえ、花びらの数が5〜7枚と多いので見分けるのは比較的容易でしょう。

花びらと花びらの間の隙間が大きいことが多いのも特徴のひとつです。

まとめ

「ワチガイソウ」はナデシコ科の花です。

山地のジメジメした場所に生える珍しい花で、人間との関わりはあまりありません。

なお花は5枚の花びらを持つ真っ白なもので、その上の雄しべやその下の萼片も印象的です。

また花言葉は「誤解を解きたい」というもの。

使い所がはっきりとした花言葉ではありますが、市場での取り扱いがないうえ、個体数も少ないのでギフト向きではありません。

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