ハーブとしてよく知られる「ローズマリー」は、シソ科マンネンロウ属(ロスマリヌス属)の常緑樹です。
地中海沿岸原産で、ハーブとして世界中で栽培されています。
花は白から紫、青で、花期は11月から5月です。
今回は、「ローズマリー」の花言葉について解説します。
「ローズマリー」の花言葉
「変わらぬ愛」「追憶」「誠実」「静かな力強さ」などがあります。
悪い意味はなく、良い意味が揃っているため、贈り物にもお祝いにもお見舞いにも向きます。
「変わらぬ愛」
「ローズマリー」は、ハーブとして薬効があった事から、聖なるものとしてキリスト教に受け容れられ、特に「聖母マリア」と結びつきました。
聖母マリアが象徴する母の愛は、時代を経ても変わらない事から付いた花言葉です。
同じ聖母マリアを由来として「貞節」という花言葉も付いています。
ずっと変わらない愛を誓うという意味で、プロポーズに添えて贈るのに向きます。
一生応援すると誓った芸能人へのファンレターにも良いでしょう。
「追憶」
古代ギリシャでは、「ローズマリー」の枝を髪に挿すと記憶力や集中力が高まる、と信じられていた事から付いた花言葉です。
確かに「ローズマリー」の爽やかな香りによって、他の匂いで気が散る事は減りそうです。
同じ由来で、「思い出」「記憶」「私を思って」という花言葉もあります。
過去の業績を讃える記念碑を囲む花壇へ植えるのに合います。
思い出溢れる卒業式のディスプレイにも良いでしょう。
「誠実」
「ローズマリー」がキリスト教と結び付く事から、信仰、つまり「神への誠実」という意味で付いた花言葉です。
信心深い人や、行いが正しい人へ贈るのに向きます。
「静かな力強さ」
「ローズマリー」の香りや薬効で、健康効果が期待出来る事から付いた花言葉です。
また、昔から力のあるものとして、悪魔祓いなどに使われた事も意味が合います。
同じ由来で、「あなたは私を蘇らせる」「親切」という花言葉も付いています。
一見、物静かで大人しそうなのに、芯は大変強い人へ贈るのに向く花言葉です。
一緒にいるとちょっとした気遣いで、あなたを元気にしてくれる人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、パワフルでやかましい人です。
もう少し奥の方が強いイメージです。
「ローズマリー」の豆知識
「ローズマリー」と片仮名で書くと、バラの花とマリーという人名が思い浮かぶかも知れません。
実際の語源は、ラテン語の「ロスマリヌス」です。
「ロス(雫)」「マリヌス(海)」という意味になり、花の形を波飛沫のような「海の雫」に喩えたものです。
まとめ
「ローズマリー」はハーブとして加工済みのものを扱う機会の方が多いかも知れません。
花言葉を、知り興味を深めれば、その特徴的な花を楽しむ機会も出来るでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。