昔はよく、春の田んぼで見かけられた「レンゲソウ(蓮華草)」は、マメ科ゲンゲ属の越年草です。
中国原産で、17世紀に日本へ渡来し、広まったのは明治時代以降です。
湿ったところを好み、高さはさほどありませんが、茎を長く這わせて広がります。
花は薄紫色の小花が集まり、1つの花のように見えます。
花期は4月から5月です。
今回は、「レンゲソウ」の花言葉について解説します。
「レンゲソウ(蓮華草)」の花言葉
「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」「心が和らぐ」「私の幸福」「感化」などがあります。
良い意味の言葉が揃い、悪い意味もないため、贈り物に向きます。
「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」
「レンゲソウ」は生薬として用いられ、咳や喉の痛み、外傷などに効くとされるところから付いた花言葉です。
「私の苦しみを和らげる」という同じ由来の花言葉もあります。
一緒にいると癒される人へ贈るのに向きます。
医療に携わる人にも良いでしょう。
この花言葉を贈るのに合わないのは、一緒にいても落ち着けない人です。
きつい事を言って、波風を立てる必要はありませんが、変に気を使っても双方が不幸です。
「心が和らぐ」
薬効に加え、その可憐な姿に心が安まる事から付いた花言葉です。
「レンゲソウ」の名前の元となった「レンゲ(蓮華)」とは、仏教の聖花です。
「ハス(蓮)」や「スイレン(睡蓮)」がモデルになっており、特にハスと「レンゲソウ」の花は似ています。
この、蓮華咲き乱れ美しい極楽のイメージとしても、花言葉と合います。
心の和らぐような曲を奏でる音楽家に向く花言葉です。
アロマテラピーが趣味の人にも合うでしょう。
「私の幸福」
薬効によって身体の辛さが和らぎ、花の美しさから心が和らぐ事で、幸せを感じられる、そんな由来で付いた花言葉です。
他に、「レンゲソウ」が土を肥やし、農産物の収穫を増やしたり、蜜源となっておいしい蜂蜜ができる事も、意味が合います。
同じ由来で「あなたは幸福です」という、主語が逆転した言葉もあります。
あなたの幸せな人生に必要な、子供や配偶者、友人などへ贈ると良いでしょう。
幸せになって欲しい大事な人に贈っても合います。
「感化」
「レンゲソウ」に様々な効能や用途があり、人へ影響を与える事から付いた花言葉です。
また、蓮華が聖花とされる理由は、泥水から美しい花を咲かせる事にあります。
業を背負い汚れた心に影響を与え、清らかにする仏教の教えというイメージですが、ここからも花言葉に合います。
言動や存在感で、人に影響を与える人に向く花言葉です。
まとめ
一面に咲く「レンゲソウ」は、美しいものです。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。