「ルリタマアザミ(エキノプス)」は、キク科ヒコダイ属の草丈60?100cmの植物です。
6月から9月にかけて鋭い棘に見える花を咲かせ、その独特の姿からドライフラワーとしても楽しまれることが多い植物です。
今回は「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花言葉について解説します。
「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花言葉
「ルリタマアザミ(エキノプス)」は瑠璃玉薊と表記されることもあります。
漢字から想像できるように瑠璃色(濃い紫みがかった鮮やかな青色のこと)で玉のように球状の花を咲かさせます。
薊(アザミ)とつきますがこれは葉に棘がある様が薊に似ていることからつけられた名前であり、「ルリタマアザミ(エキノプス)」自体は薊の仲間ではありません。
また、エキノプス(Echinops)とは、花の刺々しい様がハリネズミに見えることからギリシア語で「ハリネズミに似た」を指す言葉から来ています。
そんな「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花言葉は「鋭敏」、「傷つく心」、「権威」、「独り立ち」、「独立」、「豊かな感情」です。
これらの由来について説明します。
「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花言葉「鋭敏」「傷つく心」
「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花言葉は、トゲトゲした見た目の花姿に由来するものが多いです。
「鋭敏」という花言葉はまさに、この花、そして葉についた棘の鋭さが「鋭敏」するどさに通じるということでつけられました。
またその鋭さで傷ついてしまう様子をさして「傷つく心」という花言葉もついています。
「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花言葉「権威」
「ルリタマアザミ(エキノプス)」はその鋭い花の様子から近寄りがたい印象を与えます。
また、花色である瑠璃色、紫には古来より高貴なイメージを持つ色です。
近寄りがたく、高貴なイメージを与える「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花は「権威」をイメージさせるものと言えます。
「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花言葉「独り立ち」「独立」
「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花は1本の茎に一つの花を咲かせます。
その真っ直ぐ咲く姿は「独り立ち」、「独立」といった言葉がぴったりです。
「ルリタマアザミ(エキノプス)」の花言葉「豊かな感情」
「ルリタマアザミ(エキノプス)」はハリネズミに例えられていたということ先述しました。
ハリネズミは「鋭い針があるために、近寄りたいけど近寄れない」というハリネズミのジレンマという寓話を持つ動物です。
行動の背景に様々な感情を持っているであろうハリネズミに例えられる「ルリタマアザミ(エキノプス)」には「豊かな感情」という花言葉がつきました。
「ルリタマアザミ(エキノプス)」の豆知識
「ルリタマアザミ(エキノプス)」は高温多湿を嫌う植物であるため、日本での植物の寿命は短くなりがちです。
ただ痩せ地でも育ってくれる植物ですので、栽培に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
「ルリタマアザミ(エキノプス)」は園芸用だけでなく、切り花、ドライフラワーなど観賞用として様々な場面で見かけることができます。
贈られる際の参考になさってください。