「ルドベキア」は、キク科オオハンゴンソウ属(「ルドベキア」属)の総称です。
北アメリカ原産で、日本へは明治時代に渡来し、関東地方以北に帰化しています。
花色はオレンジ、黄色、複色、咲き方は一重咲きも八重咲きもあり、花期は7月から10月です。
受粉後、花芯が残る様子を松笠に喩えた「マツカサギク」の別名があり、英語ではこれをトウモロコシに喩え「コーンフラワー」と呼びます。
今回は、「ルドベキア」の花言葉について解説します。
「ルドベキア」の花言葉
「正義」「公平」「あなたを見つめる」といいます。
比較的良い言葉が揃い、イメージが合う人への贈り物に向きます。
関係が浅い相手には、やや踏み込んだ意味になるため、意図は正しく伝えましょう。
「正義」
「ルドベキア」の名前の由来となった、ウプサラ大学の教授「オロフ・ルドベック」が、公正な人物である事から付いた花言葉です。
正義が何であるかというのは議論が分かれるところです。
正義漢というと、ルールに口うるさい独善的な人のイメージもありますが、社会生活を送る人は、基本的にはそのコミュニティの正義に従って行動しています。
正義に異議を申し立てた時、それに対するものが提示出来なければ、正義の否定までは出来ないでしょう。
正義感の強い人へ贈るのに向く花言葉です。
裁判官の友人にも良いでしょう。
一方、弁護士や国会議員に対しては、皮肉に伝わる可能性があるため、関係性を見ながら贈りましょう。
「公平」
こちらもルドベック博士由来の花言葉です。
「ルドベキア」の花が、偏りなく花弁(舌状花)を付ける事も意味が合います。
公平とは「公(おおやけ)に平等」という意味になりますが、「公」とは世間一般、コミュニティ全体というニュアンスです。
つまり、皆が「それなら良い」と思えるような配分や処遇です。
ただ、資源が限られる場合、皆が一様に不満になる事もあるのが厄介なところで、リーダーが悩むのはこの部分です。
公平であろうと頑張るリーダーへ贈るのに向きます。
勿論、独りで贈ると公平さを損ねかねないので、皆の了解は取りましょう。
不公平な人へ贈るには向きませんが、あまり自覚はないので断られる事はないでしょう。
「あなたを見つめる」
「ルドベキア」の花芯の色が濃く、瞳のように見える事から付いた花言葉です。
「好きなものを見る時、瞳孔が開く」と結論付けたのは、アメリカの心理学者「エックハルト・ハインリッヒ・ヘス」の1965年の研究です。
その後の追試で、「好き嫌い」ではなく、「興奮するもの」で開くと考えられています。
もっとも人間相手の場合、嫌いな人とは目が合わないよう視線を逸らすので、やはり瞳孔まで開いてじっくり見つめるのは好きな人でしょう。
恋人や家族など、愛する人へ贈るのに向く花言葉です。
一方、過干渉、監視というイメージもあるので、贈る前に今一度相手の気持ちになって考えましょう。
まとめ
「ルドベキア」は明るく美しい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。