「リンボク(隣木)」はバラ科サクラ属の常緑樹です。
「隣」は実際には木偏が付きますが、環境依存の文字のため「隣」を用いています。
同じ読みとつくりで「鱗木」という化石植物の属もありますが、別種です。
「リンボク」は日本固有種で、関東地方以西に分布し、海外では台湾に見られます。
葉の縁はやや波打ち、若い葉は縁が棘状になります。
花は葉腋から飛び出た枝に並び、花色は白です。
今回は、「リンボク」の花言葉について解説します。
「リンボク(隣木)」の花言葉
「困難」「邪魔」「難事もこなす」といいます。
良い意味と悪い意味が混じるため、良い意味で伝えたい場合はカードなどを添え、意図を明らかにしましょう。
悪い意味で贈るのはただの悪口なのでいけません。
「困難」
若い葉にトゲがあり、簡単には扱えない事から付いた花言葉です。
葉が由来で「ヒイラギガシ(柊樫)」という別名も付いています。
「困難」な事は厄介なものです。
それ自体の難しさもあるのですが、難しさ故に後回しにすると、ずっと心に残り続けます。
先に取り組もうとしても、気力体力が充実していない時に歯が立つものでもありません。
こういう時は、少しだけ触ってやめてしまうのが良いでしょう。
「何ならもう少しやろう」となれば片付いたも同然です。
この花言葉は誰かに贈るにはあまり向きませんが、「困難」に苦しむ人へ同情を伝える贈り物にはなります。
「邪魔」
こちらも若葉のトゲや、常緑の葉で向こうを見渡せない事、樹木として根を張りしっかり立ち、片付けるのが難しい事などから付いた花言葉です。
他人というのは「邪魔」なものです。
人間は独りでいられるように、生物的な機能が完結しています。
群体で1つの生き物のように動く生物とは違います。
その前提があるからこそ、一緒にいても「邪魔」ではない人が、貴重で有り難いのです。
「邪魔」という花言葉は、親しい誰かに贈るには向きません。
敵対する相手に、わざわざ贈るのも無駄な事です。
接触機会をすっぱり断つ方が、気分良く片付きます。
「難事もこなす」
「困難」「邪魔」から連想された花言葉です。
また、燃料や器具材、染料などに利用され、関係する仕事に役立つ事も意味が合います。
難しい事を片付けてくれる同僚へ贈り、日頃の感謝を伝えるのに向きます。
面倒ごとを頼みたい時に予め贈っても意味が合いますが、程々にしておきましょう。
相手が簡単そうに片付けていたとしても、「あなたがどれだけ助かったか」が、お礼の基準です。
まとめ
「リンボク」の花言葉は「困難」「邪魔」「難事もこなす」です。
日本固有種で、同音の「鱗木」とは別種です。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。